昨日(6/1)のことです。
ボランティアさんが園内で飛べないオオルリを保護してくれました。
▲オオルリ(ヒタキ科)のオス
とても綺麗な鳥ですね。
オオルリは夏鳥で、山などで繁殖します。
この辺りの平地で繁殖することはほとんどないでしょう。
平地で見られるのは渡りの途中のほんの短い間だけです。
泉の森では昨年も数日間だけオスのさえずりを聞いたり、姿を見たりできたそうですよ。
そんな、泉の森では貴重なオオルリが地面に落ちていたというのです。
どうしてでしょうね?
理由は……
この翼を見てください。
初列風切がボロボロに擦り切れ、次列風切は多くが脱落しているようです。
反対側の翼も同様でした。
これでは飛べるわけがありませんよね。
どうしてこんなことになってしまったのでしょう?
このオオルリは傷病鳥獣を受け入れてくれる「よこはま動物園ズーラシア」に預けました。
ズーラシアの方に見てもらったところ、骨に異常はなさそうとのこと。
翼がボロボロなのは理由がいくつか考えられますが、特定はできないと言われました。
ズーラシアで飼育して、羽が生え変わったら自然に返してくれるそうです。
飛べるようになるのは秋になるかもしれないとのことでした。
秋の渡りに間に合うといいですね。