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豊かな自然が広がる引地川源流の森 泉の森 いずみのもり

〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728番地アクセスマップ
Tel:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
Tel:046-260-5795(泉の森ふれあいキャンプ場)
お問い合せはこちらから

2016/8/18(木)泉の森自然情報~夏の夜の泉の森~【自然観察センター】

日中はセミの鳴き声がうるさいくらいですが、夜になると少し静かになり、
代わってキリギリスやコオロギの仲間など、秋の鳴く虫たちの声が聞えるようになります。
そんな昨日の夜、鳴く虫たちの声に耳を傾けながら、泉の森を少し歩いてみました。

この時期に夜といえばセミの羽化です。
羽化(うか)というのは成虫になるために行う最後の脱皮のことですね。
まだ明るい夕方5時半すぎ、すでに翅の伸びきったアブラゼミがいました。

▲羽化を終えたアブラゼミ(セミ科)
茶色い翅のアブラゼミも、羽化直後は翅が白いんですよ。
それにしても何時から羽化が始まったのでしょう? ずいぶんと早いですね。
セミの羽化はふつう、外敵が活動しなくなる夜になってからが多いのです
(ニイニイゼミは日中でも羽化しているのがよく見られますが)。

▲アブラゼミの幼虫
少し暗くなると、土の中から出てきて歩いている幼虫をあちこちで見かけます。
これはアブラゼミの幼虫でした。

こちらはミンミンゼミ

▲羽化を終えたミンミンゼミ(セミ科)
アブラゼミと比べると少し数が少ないミンミンゼミも羽化していました。
翅の透き通ったミンミンゼミ。少し濁ってはいますが、もう翅は透明ですね。

▲お尻を抜いた瞬間のミンミンゼミ
別のところでは、ちょうど幼虫の殻から体を抜く瞬間のミンミンゼミに出会いました。
もっとも感動する瞬間です!

夜は寝ている昆虫も多く見かけます。

ツマグロヒョウモン(タテハチョウ科)のオス
葉の裏で逆さまになって寝ているのはオスのツマグロヒョウモンでした。
蝶(ちょう)は種類によってだいたい寝る姿勢が決まっていますから、
観察すると面白いですよ。

こんな出会いもあります。

カラスウリ(ウリ科)の花
植物の中には夜にしか花を咲かせないものがありますが、
カラスウリもそんな花の1つです。
美しいレースのような花は、ぜひ見てみたいですね。

このように、昼とは違った顔を見せる夜の泉の森。
森の中は街灯もなく暗くて危険ですので、
まばらに街灯がある、しらかしの池西岸の堤防の上の歩道がおすすめです。
セミの羽化は木の葉の裏や、柵で見ることができます。

街灯があるところでも薄暗いので子どもだけでは危険ですよ。
セミの羽化を見たいお子さんは、大人と一緒に観察しましょう。
懐中電灯も必要ですね。

泉の森
住所 〒242-0029
神奈川県大和市上草柳1728番地
電話番号 Tel:046-264-6633
(自然観察センター・しらかしのいえ)
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