今日は気持ちの良いお天気になりましたが、吹き抜ける風はひんやり秋の風でした。
湿地では、ツリフネソウが咲き始めていました。
~ツリフネソウ~ (釣舟草)
やや湿ったところに生える1年草。夏の終わりから10月にかけて咲きます。
名前の由来は、花が花柄の先につり下がって咲く姿を、つり下げた帆かけ船に見立てたそうです。
風にゆらゆら揺れるツリフネソウは、とても趣があります。
遊びの小川の上流、橋の近くで咲いています。これから次々に咲き出すと思います。
同じ仲間の黄色い花「キツリフネ」もまだ咲いていました。こちらは目の覚めるような鮮やかな黄色。
赤紫のツリフネソウと、好みが分かれるところですね。
小川では、オニヤンマが産卵していました。
メスのオニヤンマが、腹の先端をチョン、チョン、と砂利に差し込み、卵を産み付けています。
「打水産卵」といいます。今年はオニヤンマが少ないようでしたので、産卵している光景に出会えてほっとしました。
ヒガンバナ群生地での開花も始まりましたが、それ以外の場所でも、ヒガンバナは点在しています。
湿生植物園で咲いていたヒガンバナは、ミソハギの赤紫と、緑のかけ橋を背景に赤色が引き立って見えました。?
野外散策が気持ちのいい季節になりましたが、ヤブ蚊は沢山います。
曇ってきたときや、茂みの近くは特にカが多いですので、肌を露出しない、虫除けスプレーをするなど、各自対策を万全にしてお越しください。