公園利用の注意事項
1.園路・広場以外の林内に入らないでください。枝が落ちることもあり危険です。
2.外来生物は、既存の生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるため、遺棄したり放したりしないでください。
3.園内でたき火や花火、バーベキューなど火気は使用しないでください(バーベキューなどの野外炊事はふれあいキャンプ場でのみ可:要予約)。たばこは売店近くの喫煙所でお願いします。
4.指定場所(しらかしの池南側)以外での魚釣りは禁止です。投げ釣りやルアー釣りは危険なため、全面禁止となっています。ザリガニ釣りは、遊びの小川としらかしの池の指定場所でお願いします。
5.他の利用者の迷惑になる行為はおやめください。みんなの公園ですので、ルールとマナーを守って利用しましょう。
6.犬はリード等につないでください。リードの長さは犬をコントロールできる1.5~2m程度でお願いします。フンはお持ち帰りください(県条例)。
7.大雨の際は、水辺(しらかしの池や湿生植物園など)に近づかないでください。泉の森の水辺付近は、大雨による河川の氾濫を防ぐ調整池としての機能があります。大雨の日には、調整池内への立ち入りはできません(雨が弱まった後も安全確認のため立ち入りを制限することがあります)。
8.園内では、ザリガニを除く動植物の採集はご遠慮ください。なお、落ちている実や種は少量であれば採集可能です。
9.生態系保護・水質悪化防止のため、野生生物へのエサやりはご遠慮ください。
学校の遠足利用について
・泉の森を遠足等で利用する場合は、「
泉の森 団体利用届 PDF」の提出をお願いします。提出方法は、しらかしのいえ窓口へ直接・FAX(046-264-6620)・メール(ync@yamato-zaidan.or.jp)の3種類から選んでください。
・園内は車や自転車が通行する道路もありますので、注意してください。特に、しらかしのいえの前の道路は、児童がとびださないようにご注意ください。
・他校と遠足の日程が重なった場合は、ゆずり合って利用してください。
※郷土民家園を利用する場合、お手数ですが郷土民家園へ別途ご相談ください。(046-260-5790)
落とし物について
・園内で見つかった落とし物は、しらかしのいえ・郷土民家園・ふれあいキャンプ場で保管しています。ただし、貴重品(現金やスマートフォンなど)は当日もしくは翌日に大和警察署に届けます。
・落とし物の保管期間は3か月です。3か月が経過したものは処分します。
自然観察センター・しらかしのいえは、自然をメインテーマとし、泉の森を中心に大和の自然を守り育てて行くための、様々な活動の拠点となる施設です。
ここでは、植物や昆虫や野鳥といった身近な生き物や、それらを取り巻く環境を観察したり、今ある自然と人間との関わり合いを学んだり、自然をテーマにした活動を行っています。
しらかしのいえでは、「泉の森」で自然に親しむ行事が行われています。
また、行事の企画や開催の手伝いをするボランティアを常時募集しています。
自然観察センター・しらかしのいえの詳細はこちら
郷土民家園には江戸時代から近年まで残されていた大和市域を代表する民家が移築復元されています。
この民家は市の指定重要有形文化財となっています。
18世紀前半に建てられた旧小川家と19世紀中ごろに建てられた旧北島家の2つの民家が保存されています。
これらの民家は、それぞれの建築された時代の人々の生活様式や文化などの特徴を色濃く残しており、その違いを見比べることができます。
季節に応じて昔の人々の生活を体験できる行事や展示が催されています。
郷土民家園の詳細はこちら
この施設は青少年健全育成を目的として設置されたものです。
泉の森の南西エリアに位置し、クヌギ・コナラ、スギ・ヒノキなどの樹林に囲まれた環境にあります。
みどりの中でかまどに火をおこし、はんごうでごはんを炊いたり、バーベキューをすることができます。
鍋や包丁、鉄板など炊事やバーベキューに必要な器具を無料で貸し出ししています。
キャンプ場のご利用は完全予約制です。宿泊はご遠慮いただいております。
ふれあいキャンプ場の詳細はこちら
泉の森売店はログハウス調の店構えで、ジュースやお菓子、ソフトクリームなどが販売されています。泉の森のほぼ中心部、アクセスしやすい位置にあります。
ベンチやテーブルなども設置してありますので憩いの場や散策の途中での休憩の場としてぜひご利用ください。
※土日祝日の11:00~15:00に営業(年末年始を除く)
大和水源地には大池と小池と呼ばれる2つの池があり、池の底から水が湧き出ています。水源地の周囲の樹林は水源涵養林として保護されています。
水源から湧き出た水は全長21.3kmの引地川となって相模湾まで流れていきます。
湧き水は平成4年まで西鶴間地区の家庭約1,900戸の生活飲料水として利用されていました。
現在では酒匂川水系など他の水源で十分に水を確保できるようになったため、渇水時の非常用として利用されることとなっています。
いつでも生活飲料水として利用できるように水質を守るために水源地の周囲は金網柵で囲われ、立入りが禁じられています。
大和水源地からの水が流れ込む遊びの小川は親水空間となっています。
水遊びやザリガニつりを楽しむ子ども達でにぎわいます。
遊びの小川横にある水車小屋は平成元年から平成2年にかけて造られました。
湿生植物園の園路から見上げる水車小屋は季節や天気によってその表情を変え、とても趣深い印象を与えます。
緑のかけ橋は全長53m、幅2mの木製斜張橋です。
材料には米マツの集成材が用いられ、平成3年に完成しました。湿生植物園の上をまたぐように東西にかけられており、橋の上からは園内を一望することができます。
緑のかけ橋は、平成4年度建設省主催の「手づくり郷土賞」を受賞しました。
さらに平成5年度にはアメリカ木造協会木橋部会による「木造橋賞歩道橋部門」において第1位を受賞しました。
緑のかけ橋から北側は、湿地に生育する植物の観察地となっています。
元来この場所は地下水位が高く、現在でも地面から湧水がにじみ出しており、タコノアシやハンゲショウなどの植物が自生しています。
タコノアシは日本の準絶滅危惧種に分類されている希少な植物です。
緑のかけ橋から南のエリアは観賞用にハナショウブやアヤメが植栽されており、5~6月に紫色の美しい花を咲かせます。
泉の森の湿生植物園としらかしの池は、調整池としての機能を果たしています。
調整池とは台風などの集中豪雨の際に、川の氾濫を防ぐために一時的に雨水を貯水するための池です。
調整池は引地川の水害対策の一環として昭和56年に設置されました。
その後、湧水を利用した親水空間や自然観察の場所として多目的に利用できるよう、昭和62年から平成2年にかけて整備事業が行われました。
池にはたくさんの生き物が生息しています。カワセミ、カワウ、コサギ、バン、ホシハジロなどが池を訪れます。
アブラハヤ、モツゴ、ヨシノボリなどの魚類が生息しているほか、ウシガエル、ミシシッピアカミミガメなどの外来種の生息も確認されており、在来種への影響が懸念されています。
大和市は、夏は暑くて雨が多く、冬は寒くて雨の少ない太平洋側の気候です。
気候から植物の分布をたどるとカシ類を中心とした常緑広葉樹林帯に属します。
これは自然な状態ではカシの木が生育することを意味します。
かつては大和市を含む関東地方内陸部にはシラカシを中心とした樹林が広がっていたとされています。
しかし、現在では樹林の多くがスギなどの植林地やクヌギ・コナラなどの二次林におきかわってしまいました。
大和市の樹林はその多くが植林地や二次林ですが、しらかしの池の西側には面積1,588㎡ほどのしらかし林が広がっています。
このしらかし林は相模野台地の景観を今に残す貴重なものとして昭和42年7月21日に神奈川県の天然記念物に指定されました。
クヌギやコナラを主体とした雑木林が広がっています。
春には新緑、夏にはカブトムシ、秋にはどんぐりや紅葉が見られます。
くぬぎの森では雑木林を維持管理するために萌芽更新の作業が行われています。
伐採したクヌギやコナラの木はシイタケのほだ木や薪炭材などに利用されます。
伐採後の植生の変化や萌芽の成長についての調査が行われています。
山野草園は山野草の見本園として、カタクリ、エビネ、フクジュソウ、フシグロセンノウ、ミスミソウ、ヤマブキソウなどの山野草を植栽しています。
ほかにもキツリフネ、キツネノカミソリなどの自生種が群生しています。
たくさんの人が春に山野草の花が咲くのを楽しみにしています。心無い一部の人に持ち帰られてしまうことは残念なことです。山野草は雑木林の林床などに生育する植物ですので家庭の庭は生育に適していません。雑木林の中で咲くから山野草の花は美しいのです。
野外教室広場にはベンチが並び、森の中の小さな教室のような雰囲気です。野外観察などの際に自由に使用することができます。
その横には、多目的に利用できる直径5mの大きな木製の円卓があります。こもれびの下で寝そべったり、休憩や体操などに利用されています。
泉の森の北の入り口には「泉の森」と刻まれた大きな園名石があります。
「泉の森」の文字は故長州一二神奈川県知事の直筆によるものです。重さは約17㌧、高さ2.4m、幅2.4m、奥行き1.5mの大きな御影石です。
全国で「大和」と名のつく12の市町村で構成されている「まほろば連邦」(現在は解散しています)の茨城県大和村から寄贈されました。
森のはらっぱは泉の森の最北端に位置します。
ここはカントウタンポポの群生地となっており、4~5月ごろ、黄色い花が見ごろを迎えます。
はらっぱをぐるりと一周できるようになっており、その園路をとり囲むようにヒノキの木が立ち並んでいます。
林と草原が一体となっており、クツワムシなどの林縁性の昆虫が生息しています。
アクセス
所在地:〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728番地
地図
Tel:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
電車・バスで行く
相鉄線 相模大塚駅から 徒歩約15分
相模大塚駅改札を出て右(北口)に降りる(ロータリー周辺に案内板がありますのでご覧ください。)
小田急線・相鉄線 大和駅から 徒歩約25分
大和駅を出てプロムナードを西側に直進 → ふれあいの森に出ると引地川にぶつかる → 引地川沿いを上流に進む → 東名のガード下をくぐる → 泉の森
小田急線 鶴間駅から 徒歩約25分
鶴間駅北口を降りる → 旧国道246を海老名方面に直進 → 右手に森永工場のある西鶴間5丁目の交差点を左折 → 泉の森商店街を抜ける → 泉の森
大和市コミュニティバス 相模大塚地域(やまとんGO)
相模大塚駅と南林間駅東口を結ぶコミュニティバス「やまとんGO」を利用して、泉の森に行くことができます。
相模大塚駅から乗車して約7分、南林間駅東口から乗車して約21分で、運賃は小学生以上150円となります。
詳しくは、大和市ホームページ内 コミュニティバスのページをご覧ください。
車で行く
横浜方面からお車でお越しの場合
国道246号バイパスを厚木方面へ → 「海老名・鶴間駅」という案内標識が見えたら左車線(側道)に入る → 左手に泉の森キャンプ場の駐車場あり (キャンプ場利用者はこちらへ) → さらに直進すると上草柳の交差点があるので信号左折 → 左手のトラックステーションを過ぎてすぐ左折 → 約500m先左手に泉の森第2駐車場
※遠方からお越しの方は、東名高速道路横浜町田インターチェンジを降りて国道246号線を厚木方面に向かってください。
厚木方面からお車でお越しの場合
国道246号バイパスを横浜方面へ → 「海老名・鶴間駅」という案内標識が見えたら左車線(側道)に入る → 上草柳の交差点があるので信号右折 → 左手のトラックステーションを過ぎてすぐ左折 → 約500m先左手に泉の森第2駐車場
駐車場
泉の森第1駐車場
駐車台数 | 20台 |
駐車料金 | 無料 |
利用時間 | 9:00~17:00 9:00~19:00(6月1日~9月30日) |
休業日 | 年中無休 |
泉の森第2駐車場
駐車台数 | 70台 |
駐車料金 | 無料 |
利用時間 | 9:00~17:00 9:00~19:00(6月1日~9月30日) |
休業日 | 年中無休 |
泉の森キャンプ場駐車場
駐車台数 | 32台 |
駐車料金 | 無料 |
利用時間 | 9:00~16:00 9:00~18:00(7月1日~8月31日) |
休業日 | 12月~2月の平日 |
泉の森臨時駐車場
駐車台数 | 34台(土日祝のみ利用可能) |
駐車料金 | 無料 |
利用時間 | 9:00~17:00 9:00~19:00(6月1日~9月30日) |
休業日 | 土日祝以外 |