こたつで食べるみかんが美味しい季節になってきましたが、
この時期は鳥たちにもご馳走があります。それが木の実です。
~イイギリ~
泉の森には水車小屋の横にイイギリという、
赤い実をたくさん実らせる木があります。
少し前までは葉がついていたのですが、
今は葉がすべて落ち、実だけになっています。
これには最近、ヒヨドリがよく実を食べに来ていますよ。
~イイギリの実を食べるヒヨドリ~
ヒヨドリはどんな実でもよく食べるのですが、
イイギリには他の鳥がほとんど来ないので、
もしかしたらあまり美味しくないのかもしれませんね。
イイギリは隣のふれあいの森にも3本ほど植えられています。
~センダン~
しらかしのいえの裏にある第1駐車場に、
白っぽい大きな実をたわわに実らせた木があるのですが、
その木はセンダンといいます。
これにも集まるのはヒヨドリばかりです。
まだ時どき様子を見に来るだけで食べていないようですが、
ある日突然集まりだして狂ったように食べるようになります。
美味しくなるのを待っているのかもしれませんね。
そろそろ食べ始めるころだと思います。
センダンの実は1.5cmくらいある大きなものなのですが、
ヒヨドリはそれを丸呑みにします。見ものですよ。
~ムクノキ~
最後は実が小さくて黒っぽいので、
遠くからでは実がなっているのが分かりにくいのですが、
たくさんの鳥が集まるムクノキです。
この木は樹皮が縦に裂けるように剥がれるので、
近寄れば区別できると思います。
実は1cm足らずですが、人が食べても美味しいそうです
(干し柿のような味がするらしいのですが、
落ちている実を食べるのはやめましょう) 。
先日のミニミニ観察会の時には1本の木に
ツグミにシメ、キジバトにワカケホンセイインコ、
さらにハシブトガラスまで集まり、みんなで実を食べていました
(ワカケホンセイインコだけは実ではなく中の種を食べます)。
鳥にとってのご馳走に間違いなしです!
この他にもカキノキ(柿)にもたくさんの鳥が集まりますが、
もうほとんど食べられてしまっています。
皆さんも木の実を食べる鳥たちを観察してみてはいかがでしょうか?