先月の自然情報で、しらかしの池のカモ情報をお伝えしました。
☆2013年10月18日泉の森自然情報 ⇒ 『カモの季節』
最初に冬鳥のカモがやってきてから今日でちょうど一ヶ月。
カモの種類も数もなかなか増えません。少し気がかりになってきました。。
カモたち
今いるカモは、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、コガモ、マガモそして一年中いるカルガモの6種類です。
ホシハジロは11/4(月)、マガモは11/9(土)が私は初認日です。
~ヒドリガモ~ オス(左) とメス(右) このオス個体は綺麗な羽ですが、まだ羽換わり途中の個体がほとんどです
ヒドリガモは徐々に数が増え、今日は37羽で一番多かったです。
よく鳴くカモです
ホシハジロは姿を見るのはずっと一羽。同じオスのようです。
仲間がいなくて何となく寂しそうですよ。。
~ホシハジロのオス~ 赤い目がポイントのちょっと怖そうな顔つきのカモです. この子が一羽のみ入っています
いたり居なかったりしていたキンクロハジロは、昨日11羽がやってきました。
とても疲れているようで、顔をうずめてウトウトしたり…長旅だったのかな?
~キンクロハジロ~ 金色の目がポイントの黒白カモです. 黒と白がはっきりしているのがオスです(↑オス)
今日はまた数が減って、午前中観察した時は4羽でした。また移動してしまったようです。
マガモは昨年、オスはほとんど寄りつかなかったです。今いるのもメスで、今日は2羽いました。
今年はオスも居ついて欲しいですね。
~マガモのメス~ 他のカモとは少し離れていることが多いです.
くちばしの上が汚れたように色が付いているのが、カルガモとの見分け方.
9/19(木)に一番乗りでやってきたコガモは、他のカモが増えるとともに引地川にいる事が多くなったようです。
~コガモ~ 休息中のコガモは、すっかり保護色ですね. 最近はしらかしの池にあまりいません.
まだカモの数は増えると思いますが、しらかしの池は年々土砂の流入で水位が浅くなっている影響もあり、潜水系のカモは減る傾向にあります。
自然環境の変化に敏感な野生の生きものたち。この冬もカモの動きに着目して観察していきたいです。
※泉の森は動物園ではありません。
自然の生きものにエサやりをすることはご遠慮ください。
大和市に残された貴重な自然、生物多様性を保全していきましょう。
外来種・園芸種、他地域の生物が増えて困っています。
ペットや植物を廃棄のために持ち込むこともご遠慮ください。※園芸用の土も一緒です。