旧小川家の北側の石垣の上にある大きなキンモクセイの木から、今年も特有の芳香が周辺に漂っています。
キンモクセイはモクセイ科モクセイ属の常緑樹です。その香りのよさから、原産国である中国では(日本のものと同じものかは不明ですが)花を観賞用としてだけでなくお茶やお酒に入れて楽しんでいるそうです。
しかし、人間にとっては基本的に良い香りであると感じられるこの香りですが、香りの主成分を調べてみるとモンシロチョウなどが嫌う物質が発見されています。
花の香りは、通常受粉を助ける虫を呼び寄せるためにあるそうですが、キンモクセイは香りを出すことによって来る虫を選んでいるのではないかと考えられているそうです。