水の中の心地よい感触-
水中だと、重力も4分の1程度となり、単純に体への負担が減るというのもあるのですが、
何か重い荷物をおろしたような、そんな身も心も、フッと軽くなるような、
何とも言えない心地よい感触に包まれます。
私達人間は、遡れば、みな胎児として、母親のお腹の中で育ち、羊水につつまれながら、
水の感触と共に、成長を遂げていきます。
また、生まれたばかりの赤ちゃんは、潜水反射という原始反射を持ち、
誰かに教えられたわけでもなく、水の中で自分を守る為の機能を備えて生まれてきます。
(このような反射は、生後数か月~半年程度で消失していきます)
こういう事を考えると、水の中で感じる心地よさというのは、何か理屈的なものではなく、
私たちの感覚の中の深い所に、ある程度、予め刷り込まれているものなのかなと、感じます。
プールや、海、その他水遊びに苦手意識のある方は、もしかしたら、
小さい時に溺れかけた、とか、
泳ぐのが苦手で、体育の水泳の授業が嫌だったとか、
水着になるのが恥ずかしいとか、
何か嫌な思い出や、記憶、感情がそこに上書きされているのかもしれませんね。
当プールの水深は、流水プールが1mで、25mプールが1.1m~1.3mと、
大人の方なら十分に水面から顔が出る深さとなっています。
泳いでも泳がなくても、歩くだけでも立ってるだけでも、利用の仕方は各々自由です。
自分のペースで、のんびりと気ままに利用をしてみることで、プールに苦手意識のある人にも、
少しでも水の中の心地よい感触を感じてもらえたらと思っています。