泉の森の池に、産卵のためアズマヒキガエルが集まっています。
ヒキガエルの仲間は普段は森で生活しており、
産卵の時期だけ水場にやって来るのです。
最初に卵が見つかったのは湿生植物園でした。
▲湿生植物園にあるアズマヒキガエルの卵塊
今日見たら、湿生植物園の卵塊は少なくとも3つありました。
もっとすごいのは自然観察センターの敷地内にある「しぜんかんさつ園」の池。
▲しぜんかんさつ園の池を埋め尽くすアズマヒキガエルの卵塊
もう何腹分あるのか分かりません。
暗くなると、どこに潜んでいたのか、オスのカエルがうじゃうじゃ出てきます。
※夜間は自然観察センターが閉鎖されていますので、
申し訳ございませんが、皆さんはご覧になれません。
数は少ないかもしれませんが、湿生植物園の方をご覧ください。
▲アズマヒキガエルのオスたち
写真は日曜日(2/21)のものなのですが、30頭くらいはいたようです。
オスはメスより前に池に来ていて、メスが来るのを待ち構えているのですね。
時どき「クックックッ」という鳴き声が聞こえてきます。
ヒキガエルは「ケロケロ」とか「ゲロゲロ」ではなく、
大きな体に似合わず小さな可愛い声で鳴くのです。
時どき池の端から「ボチャン!」と音がします。
メスが池に飛び込む音なのでしょうね。
するとオスがメスに抱きつきます。
▲メス(下)に抱きつくオス
何頭ものオスが1頭のメスをめぐってからみつく、いわゆる「蛙合戦」の状態は、
残念ながらまだ見ていません。
最盛期になれば日中でもそんな姿が見られるはずです。
泉の森においでの際は、しぜんかんさつ園や湿生植物園の池を覗いてみてくださいね。