今年もアズマヒキガエルの産卵シーズンに突入しました。
自然観察センター敷地内の「しぜんかんさつ池」で、2/24(火)にオスの鳴き声を確認。初認日です。
昨日は目視で5匹、声や気配を含めると10匹程度、すでに産卵が終わっており、卵塊を1つ発見しました。

～カエル団子～メスを奪いあって団子状に取っ組み合い(左)　　～ひも状の卵塊～(右)

天気が良かった今日は少し数が増え、目視で同時に10匹強、全体で20匹程度を確認しました。
メスとうまくペアになれたのか、2匹で重なっているカエルもいました。

～水面に浮いているのはオス～ 重なった3匹は下がメスなのか…ちょっとわかりません

土曜日で人出も多かったので、午後は「ミニミニ観察会・ヒキガエル合戦2015」と題し、池のほとりで解説をしました。
用意したヒキガエル合戦カードは途中で無くなり、50人以上の方に春の風物詩のカエルたちの様子を見ていただけました。

一昨年は50匹以上のカエルが同時に見られましたので、週明け天気がよければさらに増えるのかな…と思いますが、自然のことなのでなんともいえませんね。

ところでなぜアズマヒキガエルが沢山集まってくるのかというと・・・彼らは繁殖・産卵のために集まっています。
土の中で冬眠していたヒキガエルは、春の気配を感じると(温度や湿度が関係しているようです)同じようなタイミングで目覚めます。
そして生まれ故郷の水辺に集まり、集団でお見合いをします。
お見合い期間は一週間ほど。無事産卵をすると、本当の春まで「春眠」…もう一眠りします。

～手当たり次第に飛びつく！～ オスは動くものに反応し飛びつきますが、オスだと分かると離れます

この池で外来種のアメリカザリガニを駆除する仕掛けがあるのですが、そこに間違って入ってしまったカエルを昨日は1匹、今日は6匹救助しました。
繁殖シーズンが終わるまで、仕掛けは引き上げておこうかと思います＾＾；

～いい表情～

明日は雨のようなので、また週明け火曜日にでもカエルが集まっていたら、「ミニミニ解説」をしますので、ぜひしらかしのいえまで遊びにきてくださいね＾＾