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豊かな自然が広がる引地川源流の森 泉の森 いずみのもり

〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728番地アクセスマップ
Tel:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
Tel:046-260-5795(泉の森ふれあいキャンプ場)
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2015/2/15(日) 泉の森自然情報~冬越しの生きもの~【自然観察センター】

2月7日(土)に、自然観察センターの行事「プロナチュラリストの観察会」がありました。
今回のテーマは『冬越しの生きもの』ということで、樹皮の隙間に隠れる昆虫などを観察しました。
当日見つかったものをいくつかご紹介します。


~ナミテントウの越冬集団~ おしくらまんじゅうしているみたいに、ギュギュッと集まる

黒い翅に赤い紋、橙の翅に黒い点がたくさん…みんなナミテントウ(テントウムシ)です。
ナミテントウは色々な翅の色と模様(斑紋)があります。成虫で越冬する彼らは、樹皮の隙間などに集まって冬越しします。

冬に活動する生き物は少ないですが、「フユシャク」の仲間のガは、冬に成虫が活動します。
真冬に雑木林などの林床で、落ち葉の上をひらひら飛んでいる茶色いガは、彼らフユシャクです。
彼らの幼虫は、いわゆるシャクトリムシ(尺取虫)です。
オスは翅が生えたスタイルですが、メスは翅が縮小し、ガとは思えない不思議な姿です。


ウスバフユシャクの♂(左)と、ウスバフユシャクの♀と思われる個体(右)~

クモも色々いましたが、苦手な方が多いので、画像は小さくしてあります。
クリックすると拡大しますので、好きな方は大きくして見てください。



~上段左から…ワカバグモ、キンイロエビグモ、ネコハグモ、
下段左から…キハダエビグモ、ヤミイロカニグモ、ウヅキコモリグモ~

今回見つかったのは、網を張らないタイプのクモが多かったです。(徘徊性のクモ)
ジョロウグモなど網を張るクモの多くは卵で越冬しますが、カニグモやハエトリグモなど徘徊性のクモの多くは幼体で越冬します。
つまり彼らはクモの若者たち。無事に春を迎えてほしいですね。

カメムシは例年より種類が少なくて、3種類ほどでした。
可愛いけれど匂いは強烈なマルカメムシと、外来種のヨコヅナサシガメは今年も集団越冬していました。

~マルカメムシ(左)、ヨコヅナサシガメ(右)~

この寒さの中、小さな生きものたちは暖房もない野外で冬越しをしていました。
みんな無事にこの冬を乗り切ってほしいですね。

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