シナマンサクの花が咲き始めました。
そろそろかな…と昨日見に行くと、数輪開花していて、今日は花数も少し増えていました。
中国原産の落葉小高木で、泉の滝に植えられています。
マンサクの仲間は色々ありますが、シナマンサクは花の時期になっても葉が落ちずに残っているのが特徴のため、簡単に見分けることができます。
黄色いリボンのようなものが花びらです。面白い姿ですね。
咲いているのは高いところばかりで、花数もまばらです。
低いところでつぼみを探したら…葉芽は見つかりました。まだこちらはぎゅっと閉じていて動き出す気配はありません。
~葉の間に黄色い花がちらほら見えます. ?中央のとがったものがシナマンサクの「葉芽」(右)~
シナマンサクの足元には、ひときわ目を引く赤い実がありました。オモトです。
オモトは常緑の多年草で、縁起物の植物として、古くから栽培されているようです。
「万年青」と書いたほうがなじみのある方もいるかもしれません。
とても魅力的な赤い実なのですが、オモトは毒性の強い植物として有名です。
葉、根、果実・・・かなり強い毒のようですので、そっと鑑賞するだけにしてくださいね。
前回の自然情報でそろそろ咲くかな・・・とお伝えしたハンノキ。今日は雄花序がずいぶん黄色く見えました。
よく見てみると、ギュッと閉じていた赤い葯が開き、中から黄色い花粉が出始めていました。
*2015/1/18 泉の森自然情報 「ハンノキ」
下から見上げると、風が吹くたび少し花粉が舞いました。なんとなく鼻がむずむず・・・。
ハンノキは、花粉症の原因植物でもあるので、ハンノキの花粉症の方には、これから少し辛い季節かもしれません。
2月を前に、早春の植物も動きだしました。これからのシーズンが楽しみです。