秋~冬に森を歩いていると、赤い実を目にしますね。
木の実が赤く熟すのは、野鳥に「ここに美味しい実があるよ!食べて☆」と誘うためです。
泉の森でも赤い実は色々ありますが、シロダモの実はつやつやで、特に綺麗。
昨日も園路を歩いていて、この実は何ですか?とシロダモの事を聞かれました。
シロダモ
シロダモは、花と実が同時に見られるのが特徴の樹木です。
10月頃から花の時期を迎え、今なら赤く熟した実と花を両方見ることができます。
~シロダモの実(左)と、花(右)~ 右に見える黄色いものが花です
常緑高木で、葉は3つの脈が目立ち、同じ仲間のクスノキに似ています。
葉の裏がロウ質に覆われて、白く見えます。
~シロダモの花~
今年咲いている花は、翌年になってやっと赤く熟します。
つまり、今見えている実は、去年咲いていた花ということですね。
常緑の濃い緑の葉と、赤い実のコントラストがとても目立ちます。
見つけたらぜひ、花が咲いているかも観察してみてくださいね。
※泉の森は動植物の採集はできません。
目で見て楽しむだけにしましょう。