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豊かな自然が広がる引地川源流の森 泉の森 いずみのもり

〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728番地アクセスマップ
Tel:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
Tel:046-260-5795(泉の森ふれあいキャンプ場)
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9/13(金) 泉の森自然情報 ~命はめぐる~ 【自然観察センター】

今日もとっても暑い泉の森。ミンミンゼミの声が、事務所にいても聞こえてきます。

9月に入ると、人間に目の敵にされるあの虫…スズメバチの活動が活発になります。
今日もボランティアさん(植物調査班)の活動中に、キイロスズメバチが付きまとってきました。

昨日はキイロスズメバチの狩りのシーンに出くわしました。
この時期、森のあちこちにあるセミの死体。
そのセミの死体から、胸の肉をかじりとって肉だんごにしていました。


~キイロスズメバチ と アブラゼミの死体~ キイロスズメバチの働き蜂が獲物集めをしていました


~空洞になったアブラゼミの体~


~肉だんごを巣に持ち帰ります~

スズメバチの働き蜂はすべてメスです。
働き蜂は昆虫を捕獲すると肉だんごをつくり、巣に持ち帰ります。
持ち帰った肉だんごは、幼虫の食べ物です。
成虫は肉を食べることはありません。

夏の間精いっぱい生きぬいたアブラゼミの亡骸は、スズメバチの幼虫の食べ物となりました。
森では無駄な命などないのですね。

クモの巣に引っ掛かってしまったアオバハゴロモは、巣の主のジョロウグモの獲物になりました。
この若いジョロウグモは、アオバハゴロモを栄養に、立派な成体のジョロウグモになります。


~糸でぐるぐる巻きにされたアオバハゴロモ~

すぐ近くの葉には、カメムシの赤ちゃん たちがいました。
キバラヘリカメムシの赤ちゃんは、レモンイエローの体が鮮やかなカメムシです。

新しい命が生まれ、それぞれ森の中のものを食べて育ち、最後はまた森に還っていく。
森の命は巡っているんだな、とスズメバチの狩りを見て、実感しました。

泉の森
住所 〒242-0029
神奈川県大和市上草柳1728番地
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