3/19(火)と3/20(水)の2日間、毎年恒例となっている魚類調査をしました。
これは専門の業者に委託してやっていますが、投網や定置網も使った本格的なものです。
この調査で今回採れた「?」な魚がカワムツです。
▲カワムツ(コイ科)
なぜ「?」かというと、この魚の本来の分布域は(太平洋側では)静岡の天竜川以西なのです。
つまり神奈川県にはいないはずの魚。
しかし琵琶湖の稚アユやゲンゴロウブナ(ヘラブナ)に混ざって放流され、東日本でも見られるようになったのだといいます。
外来魚ということにはなりますが、せっかくなので展示することにしました。
このカワムツ、オイカワによく似ているのですが、体の模様などが違います。
こちらがオイカワ。
▲オイカワ(コイ科)
よく似ていますよね?
カワムツとオイカワの違いを当館の水槽で確かめていただきたいと思います。
それから魚類調査ではアブラハヤも採れました。
▲アブラハヤ(コイ科)
アブラハヤは長らく展示していなかった魚です。
何日か前に小さな個体を捕まえたので展示していましたが、今回採れた大きな個体も展示に加えました。
現在、入口横の120cm水槽では以下の魚を展示中です。
オイカワ
カワムツ
アブラハヤ
モツゴ
タモロコ
ギンブナ
ドジョウ
テナガエビ
他の水槽ではメダカ、スジエビ、ドンコなども展示しています。
当館にお越しの際は、是非ご覧ください。