昨日の午前中に、しらかしの池を1周したら、たくさんの爬虫類(はちゅうるい)を見ました。
それ以前に泉の森内で見たものと合わせて紹介しましょう。
まずはヘビから。
▲シマヘビ(ナミヘビ科)
しらかしの池西岸にいました。
自然観察センターで飼育しているシマちゃんより小柄な個体でした。
同じような大きさのシマヘビを、今朝は自然観察センターの敷地内で見かけましたよ。
▲アオダイショウ(ナミヘビ科)
4/25のことなのですが、しらかしの池北岸からアシ原へ泳いで渡る
アオダイショウを見ました。
渡った先をバンの親鳥がとても気にしていたので、
雛が襲われるのではないかと心配になりましたが、
翌日も雛の数に変わりはありませんでした。
ヘビはこの他にヤマカガシ、ジムグリなどが生息しています。
続いてはトカゲの仲間。
▲ニホントカゲ(トカゲ科)
自切した尾が再生中のニホントカゲの成体が、しらかしの池西岸で日向ぼっこ。
切れる前の尾には骨がありますが、再生した尾には骨がありません。
ニホントカゲは幼体の尾が青くて綺麗ですよね。
▲ニホンカナヘビ(カナヘビ科)
まるでヤモリのように垂直な柱にへばりつくカナヘビを見ました。
爪を引っ掛けていたのでしょうね。
カナヘビは自然観察センターで飼育・展示していますよ。
▲ニホンヤモリ(ヤモリ科)
ヤモリは冬でも柱の隙間などで冬眠する姿を見ることができるのですが、
これは天然の樹洞で生活する個体で、ボランティアさんに教えてもらいました。
東屋などをよ~く探すと見つけることができるかもしれませんね。
最後はカメです。
泉の森では残念ながら自然分布するカメはいないようなのですが、
以下のものが見られます。
▲ミシシッピアカミミガメ(ヌマガメ科)
北アメリカ原産の外来種。幼体がミドリガメとして売られているカメです。
しらかしの池西岸でよく日向ぼっこしていて、いつも3頭見ます。
人が近づくと水の中に逃げますが、近くに浮かんで様子をうかがっています。
生態系に及ぼす影響が大きいので、いてほしくないカメですね。
ミシシッピアカミミガメはアカミミガメの亜種で、別亜種のキバラガメともども
自然観察センターで飼育・展示しています。
▲スッポン(スッポン科)
そしてスッポンです。昨日の目玉(?)でした。
在来種ではありますが、誰かが持ち込んだのでしょうね。
以前にも見つかったことがあるそうです。
カメはこの他に在来種のクサガメやイシガメが見つかることもありますが、
いずれも人為的に持ちこまれたものと考えられています。
クサガメとイシガメは自然観察センターで飼育・展示していますので、
ご覧になりたい方はぜひお越しください。
※外来種はもちろんですが、たとえ在来種であっても
泉の森に生き物(植物も含む)を放すことはおやめください。
生態系のバランスが崩れ、もともと泉の森で生活する生き物が
食べられたり居場所を追われたりでいなくなってしまう可能性があります。