日曜日の朝から昨日の昼頃まで、台風18号の影響で大和市もかなりの雨が降りました。
思ったより風が強く吹かなかったせいか、枝折れ等の被害は少なかったのが幸いです。
それでも調節池であるしらかしの池や湿生植物園などの水辺は、しっかり水没したようです。
水辺を歩いてみると、至る所に泥をかぶった草花がありました。
見頃を迎えているミゾソバ(写真上)も、葉にべったり泥が付いていました。
チカラシバの穂にも泥がへばりつき、乾いてかたまっていました。(写真下)
しらかしの池にも流れ着いた枝や草が浮き、ヨシの穂にも水没の痕跡が。(写真右下)
一時はかなりの高さまで水位が上がっていたようです。
毎度のことですが、この場所の動植物にとって、水害というのは避けて通れない運命ですが、心が痛みますね。
さて、台風一過の今日は、アキアカネが少し増えていました。空気が変わって一気に里に下りてきたのでしょうか・・・。
でも今年はアキアカネを含む「赤とんぼ」はかなり少ない印象です。
田植え時に使用する殺虫剤の変化が原因で、アキアカネの数が全国で異常に減っていると言われています。
一番身近なトンボのアキアカネでさえ、受難の時代なんですね…。
少し泥で汚れたカントウヨメナの花に、キタテハがやってきました。
キタテハは成虫で越冬するチョウです。このチョウは、翅の形から「秋型」と呼ばれる越冬する個体だと思います。
台風19号がやって来るとか来ないとか・・・またこの週末から影響が心配ですね。
泉の森の生き物のことを考えると、あまり雨が降らなければいいなぁ・・・と願わずにはいられません。