7/19(木)に中央林間の慈緑庵(じろくあん)でこきぶりホイホイにかかってしまったアオダイショウのダイちゃん。
救出には苦労しました(詳しくはコチラ→https://www.yamato-zaidan.or.jp/archives/100051)。
糊を完全に除去しなかったのは、脱皮すれば綺麗な体になるからです。
そして待望の脱皮が8/4(土)に行われました。
▲脱皮後
見違えるほど綺麗になりました!
左目にも糊がついていたのですが、脱皮で目も綺麗に。
ちなみにヘビの目にはまぶたがなく、透明なウロコで覆われています(だから、まばたきしません)。
私たちの目に糊がついたら大変ですが、ヘビの場合は(きっと)大したことではないはずです。
ちなみにヘビは脱皮前に一度目が白くにごります。
▲白くにごった目
そしてまた透明になって数日で脱皮するようです。
小さくて可愛いダイちゃんですが、当館にはすでに大きなアオダイショウ、アオちゃん(♀)がいます。
ですから脱皮したら自然に戻してあげることにしていました。
そして昨日(8/7)、ダイちゃんとお別れをしました。
本当なら捕まえた場所に戻すのがいいのですが、慈緑庵のある多胡記念公園は住宅街の中。
近くの中央林間自然の森(旧つるま自然の森)に放してあげることにしました。
▲中央林間自然の森入口にて
しらかしのいえを出てくる前に最後のエサをあげたので、ダイちゃんはとっても元気。
もう救出直後のように手のひらの上でとぐろを巻いておとなしくなどしてくれません。
▲森の奥へ
運んでいる間、ダイちゃんは私の手を締め付けてきました。
小さいのにけっこうな力です。
大蛇に締め付けられたら一巻の終わりなのがよく分かります。
▲新たな棲み処
豊かな森はダイちゃんのエサも豊富なことでしょう。
この辺で放してあげることにしました。
▲自然に戻るダイちゃん
木の枝に放したのは写真が撮りやすいから。
この後すぐ地面に降りて姿が見えなくなりました。
しかしこの森にはタヌキやネコなど、天敵もいることでしょう。
無事に大きく成長して、中央林間自然の森のヌシになってほしいものですね。
さよなら、ダイちゃん。
頑張れ、ダイちゃん!