昨日の激しい雨で、半分ほど水浸しになった湿生植物園などの水辺。
雨が止んだ隙に様子を見てきました。生きもの達は無事だったでしょうか…。
*参考:2015/7/3(金) 泉の森自然情報~大雨で増水しました~
1ヶ月前にふ化したカイツブリの幼鳥。少し大きくなった兄弟が、元気な姿で出迎えてくれました。よかった!
カイツブリは5羽生まれて、すぐに1羽いなくなり、4羽が両親の愛情を受けてすくすく育っています。
今日私が見たときには、幼鳥3羽と親1羽がいました。きっとみんな無事でいるでしょう。
~大雨怖かったけど、無事に乗り切ったよ☆~ ちょっと誇らしげな表情に見えます^^
バンも今年はヒナが育っています。カイツブリより1ヶ月早く生まれたので、ふ化してちょうど2ヶ月です。
大人と同じサイズまで成長しましたが、羽の色は明るい茶色。くちばしと額板(くちばしにつながる上の部分)の色も茶色で、親とは全く別の姿ですね。
今日も兄弟ですいすい池を泳いでいました。君たちも無事でよかった。
~バンの幼鳥~ 親とは色合いが全く異なりますね (画像右が親のバン…黒い体に赤い額板)
昨日すれすれで水没を免れたヤブカンゾウは、元気に咲いていました。泥もかぶらなかったので綺麗です。
セリも咲き出しています。純白の花が水辺に映えます。
そのセリを食べていたのが、昨日みんな流されたと思っていたヒメギスでした。
あっ!あっちにも、こっちにも!!みんなあの増水をどうやって乗り切ったのでしょうか。ヒメギスは飛ぶことができないようなので、高いところに避難していたのかもしれませんね。
~セリを食べるヒメギス~ 長翅型と呼ばれるタイプのオス。こちらは飛翔能力があるようです(左)
ショウリョウバッタの幼虫や、ふ化したばかりのコバネイナゴの赤ちゃんもいました。
イナゴは大雨後にぐっと増えたようです。みんな無事に大きく育ってほしいですね。
大雨の度に水辺の小さな命の事が気がかりですが、今回は影響は少なかったようでホッとしました。
「上草柳調整池」で暮らす宿命ではありますが、もう少し穏やかに暮らさせてあげたいな、とも思います。