今日は朝からしっかり雨降り。しだいに雨足が強まり、水辺は増水しました。
泉の森の水辺(しらかしの池~湿生植物園周辺)は、「上草柳調整池」として、引地川が氾濫しないよう治水機能を持たせてあります。そのため、大雨で度々水浸しになるほど増水します。
近年は温暖化の影響か、以前は数年に一度だった水没が、年に数回にまで増えています。
以下、記録写真を撮りましたのでご覧ください。
※一般の方が大雨時に水辺に近づくことは危険ですのでおやめください
<午前11時> ショウブ田方向 全面水没、遊びの小川の痕跡無し
<放水路> 午前11時 濁流が流れ込む、水位上昇 ⇒ 午後3時半 水位下がる、流れ落ち着く
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<しらかしの池> 午前11時 水位上昇、ふれあいステージは水没していないが、アシやヒメガマは半分埋まる
<しらかしの池の水位> 午前11時 ステージまであと50センチに迫る ⇒ 午後3時半 少し水位が下がる
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<ショウブ田周辺> 午前11時 園路・ハナショウブ水没 ⇒ 午後3時半 園路復活、ハナショウブ一部水没
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<アヤメ田と池> 午前11時 アヤメ田水没し池とつながる、ヤブカンゾウ水没危機 ⇒ 午後3時半 落ち着く
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~余裕のカルガモ、地面が水没したアヤメ~ ※アヤメは草原に生える植物.湿地には適していません
<しらかし広場> 午前11時 水没していない ⇒ 午後3時半 今回は水没しませんでした
度々ホームページやツイッターでもお伝えしていますが、アヤメやハナショウブが咲く水辺は、大雨時にはこのようにあっという間に水没します。
植え替えや株分け、施肥をしても、水害での株の損傷は花に大きく影響を及ぼすようです。
また、水が引いた後園路を歩くと、湿生植物園に多かったバッタ類が流されたようで、下流のしらかしの池付近に集まっていました。
植物はもちろんのこと、虫たちや野鳥にとっても、大きな影響がありますね。
「調整池」で暮らす生き物の宿命とは思いますが、年々激しくなる大雨を考えると、この先が不安になりますね。