コモチマンネングサが、可愛い星型の花を咲かせ始めました。
漢字で書くと「子持ち万年草」。葉の基部にむかごを付け、それが落ちて増えるので「子持ち」の名が付きました。
ベンケイソウ科のコモチマンネングサは、いわゆる多肉植物です。
黄色い星型の花には、小さなアリが蜜をなめに来ていました。
同じく黄色のキレハイヌガラシの花では、モンシロチョウが吸蜜中。黄色い花は昆虫に人気がありますね。
そういえば、今日は6月4日・・・「虫の日」です。6と4で「むし」ですね。
せっかくなので虫の話題をお届けしたいのですが、虫は見るのも苦手な方が多いので、この自然情報ではいつも脇役程度の登場です。
でも「虫の日」なので少しご紹介しましょう。大きくしてみたい方は、画像をクリックしてください。
少し前から、ショウリョウバッタの赤ちゃんが生まれています。草むらを歩くと小さなバッタがピョンピョン!
大人のメスは10cm近くになる日本では最大級のバッタですが、さすがに赤ちゃんは小柄です。褐色型のこの子は、爪楊枝の先くらいのイメージでしょうか。
~ショウリョウバッタの赤ちゃん~
見頃を迎えているハナショウブでは、ハチたちが花粉集めに精を出しています。
ハキリバチの仲間のハチさんは、お腹にびっしりと黄色い花粉が付いています。
花の奥に花粉と蜜が隠されているので、ハチは花の隙間から奥に入り込みます。
まるできな粉のような花粉は、とっても美味しそうですね。
ハチが花の隙間を出入りする時に、体に付いた花粉が雌しべに付くので、受粉を手伝っていることになります。
イモムシというと、アゲハの幼虫を思い浮かべる方も多いと思います。
こちらのイモムシは、アオスジアゲハの幼虫です。普通のアゲハに比べると、少し地味な幼虫ですね。
左は6/2の様子。右は6/4の様子。脱皮をし、2日でずいぶん大きくなっていました。
茶色の体から、緑の体に変身もしていますね。
クワの葉の裏には、ヒメツノカメムシでしょうか。小さな幼虫たちがいました。
左下の一匹は、まさに脱皮をしている最中。昆虫は、脱皮をすることで成長します。
虫っていうと、気持ち悪い…怖い…というイメージの昨今ですが、人間よりはるか昔から地球上で生きている大先輩です。
多様な姿や暮らしを知ることで、少しでも悪いイメージが変わればいいな、と「虫の日」に思いました。