スイカズラの花が咲き始めました。
沢山の花が咲く辺り一帯は、なんとも芳しい香りに包まれ、幸せな気分に浸れます。
~スイカズラ~ <吸葛> 半落葉つる性
スイカズラの花は、咲き始めは純白です。
時間が経つと黄色に変化するので「金銀花」~キンギンカ~の別名があります。
花は、葉の付け根(葉腋)に2つずつ咲きます。
細長い棒状のつぼみから、長い雄しべと雌しべが飛び出した独特の姿の花です。
身近な林縁でもよく見られる植物です。
花を見つけたら、ぜひ芳しい香りを嗅いでみてください。うっとりするはずですよ。
明るい草むらでは、ニワゼキショウが太陽を元気いっぱいに浴びて咲いています。
草丈は10~20cm程度で花も小型ですが、これでもアヤメの仲間です。
細い葉と真横から見た姿を見ると、アヤメの仲間と分かるような…分からないような。
~ニワゼキショウ~ <庭石菖> 北米原産の外来種
同じ仲間で、オオニワゼキショウも一緒に咲いています。
白っぽい花弁に藍色の筋があり、真横から見ると花の筒にくびれがあるのが特徴です。
~ニワゼキショウ(左)とオオニワゼキショウ(右)~ オオニワゼキショウの方がずんぐりしている
今日も気温が上がり、すっかり初夏の装いの泉の森です。
散策の際は、暑さ対策をしっかりしてお越しください。