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豊かな自然が広がる引地川源流の森 泉の森 いずみのもり

〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728番地アクセスマップ
Tel:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
Tel:046-260-5795(泉の森ふれあいキャンプ場)
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2015/4/15(水) 泉の森自然情報~草むらの世界~【自然観察センター】

今日は風が強いですが、久々に傘の出番はなく済みそうです。
日差しは弱いので、タンポポの花は閉じ気味であまり元気はありません。

~カントウタンポポ~

綺麗に開いていたタンポポに、ヤブキリの赤ちゃんがいました。
もぐもぐもぐ・・・ヤブキリの赤ちゃんはタンポポの花が好物。生まれたばかりの小さな幼虫が、花粉や柱頭の部分を食べていました。


~タンポポとヤブキリの赤ちゃん~ 花と比較すると小ささが分かります.


~柱頭の部分をもぐもぐもぐ・・・夢中で食べています~

緑が増えてきた地面には、キランソウの紫色と、キュウリグサの空色が輝いています。


~地面に張り付く
キランソウ(左)、2~3ミリと一際小型の花のキュウリグサ(右)~

飛んできたキタテハは、茶色い部分を選んでとまります。
緑の草の上にいるより、ずっと目立たないことを知っているのですね。

~キタテハ~
~越冬個体のため、翅がぼろぼろです~

ヒシバッタも茶色い地面が好きですが、今日はコンクリートの上にいました。
やはり目立たない場所を知っているみたいです。

~ヒシバッタ~
~上から見るとひし形のヒシバッタ~ 見事な保護色です

ピューンと飛んできて、高速でホバリングをするビロウドツリアブ。花の受粉を助けてくれる昆虫です。
この子はオスで、近づくほかの個体を激しく追い払っていました。


~ビロウドツリアブ~
目にも止まらぬ速さでホバリングをしています

カラスノエンドウには、アリが行ったり来たり・・・時々花の下の部分でじっとしています。
そこには蜜を出す「腺体」という部分があり、カラスノエンドウはこの蜜でアリを呼び寄せています。
アリに、葉を食べに来る虫を追い払ってもらう目的のようです。頼もしいガードマンですね。


~カラスノエンドウと、蜜を舐めにきたアリさん~
「美味しい」という表情に見えませんか? ↑

アリの行き交う場所に、アリにそっくりの別の生きもの・・・アオオビハエトリという小さなクモがいました。
~アオオビハエトリ~ 光に当たるとキラキラ輝く美しいクモ

アオオビハエトリは、実はアリが大好物。アリを狙って捕食しているクモです。
この時も、自分の体の半分ほどのアリを捕まえて、毒の出る牙で噛み付いていました。


クリックすると拡大できます(クモが苦手でない方はぜひ☆)

平和に見える春の草むらでは、小さな生きものたちの生きる工夫や命の営みがありました。
じっくり目を凝らすとはじめて見えてくる世界ですね。

泉の森
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