民家園のオミナエシが見頃です。また、ホオズキも赤く色づき始めました。
【オミナエシ】
民家園では2か所に咲いています。一か所は正門入口から入って右方向、ニワトリ小屋のそば。もう一か所は、正門入口から入って正面にある掲示板の裏にこっそりと咲いています。
小さく黄色い花は、秋の七草のひとつとして数えられます。開花期は長く、写真のように7月頃から咲くものもあります。昔は日当たりの良い草地でよく見られたそうですが、現在は自生するものは少なくなりました。当園では毎年「十五夜団子飾り展示」でお団子やススキと一緒にオミナエシを飾るため、3年ほど前から頂き物の種子をまいて株を増やしています。
【ホオズキ】
民家園では正門入口から入って旧小川家へと続く道の途中に植えています。
六角状の萼(がく)が朱色に染まり、良く目立ちます。ホオズキは漢字で書くと「鬼灯」と書き、お盆には死者の霊を導く提灯に見立てて飾ります。当園では毎年「お盆の砂盛り展示」で室内の盆棚の周りに竹を挿し、周りに縄を張ってホオズキを枝ごとぶら下げます。
どちらも民家園の展示に用いられる大切な植物。どうぞそっと見守ってください。