今シーズン、しらかしの池に来る水鳥は、種類も数も少ない感じです。
ちょっとさびしいですね。
さて、水鳥の中には目が印象的なものが多いんです。
今回はそんな水鳥たちを紹介しましょう。
▲オオバン(クイナ科)
真っ赤な目をしているのはオオバンです。
体が黒いので、目の色がひときわ目立ちますね。
くちばしと額が真っ白なのも目立ちます。
オオバンは例年3羽ほどがしらかしの池で冬を越すのですが、今シーズンは5羽います。
池の下流の引地川にも1羽いて、ふれあいの森の方まで行くこともあるようです。
▲バン(クイナ科)
バンの目も赤いです。
オオバンほど鮮やかではなく、濃いワインレッドという感じでしょうか。
バンは現在3羽くらいいるようです。
くちばしは先が黄色で、付け根が赤。くちばしに続く額も赤です。
▲バン(冬羽)
目の色の話から脱線しますが、このバンのくちばしや額は赤くありませんね。
これは冬羽だからです。冬羽ではくちばしや額、脚の色が鮮やかではなくなります。
でも、まだ上の写真のように鮮やかな個体も多いです。
▲キンクロハジロ(カモ科)
黄色い目がとっても目立つのはキンクロハジロ。
名前のキン(金)とは、この目の色のことです。
キンクロハジロは日によって数が変わり、1羽だったり2羽だったり、3羽だったりします。
昨日は2羽でしたが、今朝は3羽いました。
今シーズンはまだ来ていませんが、近い仲間のホシハジロの目は赤いんですよ。
しらかしの池にいるその他のカモ(ヒドリガモ、コガモ、カルガモ)の目は茶色で、目立ちません。
▲釣り針を飲んでしまったキンクロハジロ
キンクロハジロを見ていたら、口から釣り糸が出ている個体がいることに気づきました。
釣り針を飲み込んでしまったのでしょうね。よくある事故です。
いつからなのか分かりませんが、泉の森でこうなったのではないことを祈りたいです。
この個体には昨日気づきましたが、今朝もいました。
自然に外れるといいのですが……。
▲アオサギ(サギ科)
泉の森最大の鳥であるアオサギ。
アオサギの目も黄色いですが、体の色が明るいので目立ちませんね。
シラサギの仲間のコサギやダイサギの目も黄色です。
ちなみにカイツブリの目は白っぽく、カワセミやセキレイは黒っぽいです。
水鳥は比較的近くで見られますから、皆さんも鳥の目の色に注目してみてはいかがでしょうか。