最近、ちょっと変わったハエを見ました。
今回はそれらを紹介しましょう。
(各画像はクリックすると少し大きくなります)
まずは11月なかばに見た、こちらのハエ。
▲シラミバエの仲間(シラミバエ科)
なんとなく平べったいと思いませんか?
もう少し下から撮ると、ご覧のとおり。
かなり平べったいですよね?
これは哺乳類や鳥類に外部寄生して血を吸うシラミバエの仲間です。
寄生する動物の体に密着して、かき落とされないように平たいのでしょう。
載っている図鑑が手元になく、種類は分かりません。
ハトやカラスに寄生するものがいるそうですので、そのあたりかもしれませんね。
この仲間には翅が退化していて飛べないものまでいるんですよ。
続いてはボランティアさんから、ふれあいの森にいると教わったハエです。
先週ふれあいの森の発生地を見てきて、泉の森の同じような環境で探したら、こちらにもいたのです。
▲カマバエの仲間(ミギワバエ科)
なんと前肢がカマキリのようなハエです。
カマバエの仲間ですが、やはり種類までは分かりません。
水際によくいる肉食のハエで、他の昆虫を捕らえて食べます。
よくいるといっても体長5mm以下ですので、普通はこの姿に気づかないでしょう。
泉の森の発生地は撮影がしにくいので、不本意ながらふれあいの森で撮った写真もお見せします。
このようなポーズをよくとるのですが、カマになっているのがよく分かりますね。
そして顔はというと……
逆三角形で、まるでカマキリのようではありませんか!
これはカッコイイですね!
ハエというと、普通はなめる口ですよね。
しかしシラミバエは突き刺して血を吸う、アブやセミのように針のような口。
そしてカマバエは獲物をむしゃむしゃ食べる口です。
ハエの仲間もいろいろいるということが分かりますね。
※調べ直したらカマバエの口の構造はよく分かりませんが、獲物の体液を吸うとのことです。
ハエを取り上げるとは、ちょっとマニアック過ぎたかもしれませんね……。