今日の最高気温は4~5℃のようで、雪も降るそうです。
寒いですね。昨日の暖かさがウソのようです。
そんな昨日、昼休みに園内を歩いたら、
鳥たちのいろんな姿が見られましたので紹介しましょう。
▲アオサギ(サギ科)
しらかしの池の杭の上にアオサギがとまっていたのですが、
なぜか口を開け、しかも舌を出していました。
こんな姿は初めて見ましたが、それにしても立派な(?)舌だと思いませんか?
遠くから真横の姿を肉眼で見た時はこの舌が嘴(くちばし)に見え、
奥にもう1羽いるのかと思ってしまいましたよ(笑)。
▲シジュウカラ(シジュウカラ科)
池のヨシ(アシ)ではシジュウカラが「パチン、パチン」と茎を割って中の虫を食べているようでしたが、
残念ながら昨日はどんな虫を食べているのかは分かりませんでした。
でも白い幼虫を引っ張り出して食べているところをよく見ます。
▲ハクセキレイ(セキレイ科)
湿生植物園に行くと、ハクセキレイが地面でしきりに採餌しています。
この写真では何かくわえていますね。
アップにしてみると……
捕まえたのはクモのようです。
クモは幼体で越冬する種が多いですから、実は冬でもたくさんいるのですね。
ルリビタキやジョウビタキが同じようにクモを食べているのもよく見ます。
▲エノキの枝先にぶら下がるシジュウカラ
遊びの小川の川岸に生えているエノキにもシジュウカラが来ていました。
さかんに何かをつついているようです。
何かを見つけて枝にとまり直したところを見ると……
くわえているのはクモの卵のようです。
それが分かってから前の写真を見ると、つついていたのはクモの卵のうであることが分かります。
▲コゲラ(キツツキ科)
同じエノキの木でキツツキが食べていたのはハラビロカマキリの卵(卵鞘)でした。
鳥の前に小枝がたくさんあって見苦しかったので思いっきり拡大していますが、
可愛い顔をしているのが分かりますね。
それはさておき、カマキリの卵は鳥たちの冬の大事な食料で、
シジュウカラなどのカラ類がつついていることもよくあります。
▲ツグミ(ヒタキ科)
上ばかり見ていたのですが、ふと下を見るとツグミが遊びの小川を渡っていました。
渡った先をしばらく見ていれば地面でガサガサしてくれたのでしょうが、
ここで昼休みはタイムアップ。観察を終わりにしました。
いずれも珍しくもなんともない鳥たちでしたが、いろいろ見られてとても楽しいひとときでした。