昨日は汗ばむ陽気でしたが、今日は爽やかな陽気で
泉の森は遠足やお散歩に来る方の姿がとても多かったです。
この時期目立つ花に、山吹色の大きな花たちがあります。
来館者の方にも、「この花は何?」とよく聞かれますので、
今の時期に見られる ~山吹色した良く似た花~ についてご紹介いたします。
ヤマブキ(山吹)
バラ科ヤマブキ属の落葉低木です。
花びらは5枚。
山地の渓流沿いや山すそに自生しますが
公園などにもよく植栽されるので、目にする機会が多い花です。
こちらは樹木です。
ヤマブキの園芸品種。
古くから庭などによく植えられています。
おしべは弁化し、めしべも退化しているので、実はつきません。
泉の森では、しらかしのいえ周辺でよく見られます。
こちらも樹木です。
ケシ科クサノオウ属の多年草。
花びらは4枚。
和名「ヤマブキソウ」の由来は、花がヤマブキに似ているから、花が山吹色だから、などの説があります。
ヤマブキ、ヤエヤマブキ、シロヤマブキがバラ科なのに対し、こちらはケシ科です。
泉の森では、山野草園で群生している様子が観察できます。
こちらは野草です。
バラ科シロヤマブキ属の落葉低木。
花びらは4枚。
日本では岡山と広島の山地にまれに自生します。
庭や公園に植えられていることが多いです。
泉の森では、しらかし池横の林(西側斜面)にあります。
こちらも樹木です。
今の時期なら、すべての花を同時に観察することができます。
気になった方は、泉の森でぜひ観察してみてくださいね。