民家園の園内では、花の形や性質から名前が付いている花が見られます。
【ホトトギス】
花の内側に見られる斑点を鳥の胸の羽毛の斑点と見立てて、この名前が付けられたと考えられています。
園内では正門の受付机のすぐ脇や、入口正面にあるカワヅザクラの下など複数の場所で赤紫色の花が咲いています。
【シモバシラ】
12月下旬になると、茎に氷が発生することからこの名前が付いています。(過去の記事はこちら)
園内の正面入口の坂沿いに、小さな房状の白い花が立ち上がって咲いています。見様によっては、これも霜柱に見えるかもしれません。
【チャノキ】
名前の通り、葉を加工したものが製茶に使われる植物です。
畑の手前に、丸く白い花と果実が見られます。唱歌「茶つみ」は初夏の茶摘みの歌ですが、花が咲くのは今時期です。
今回取り上げた花はいずれも10月頃に咲き頃を迎える種類であり、秋の深まりを感じさせます。