サクラは散り始めていますが、今日もお花見日和です。
でも、上ばかりでなく足もとにも注意してみると、
たくさんの可愛い花が咲いている時期でもあります。
山野草園で見てきた花々を紹介しましょう。
▲ヤマブキソウ(ケシ科)
現在、林床を覆うようにたくさん咲いているのがヤマブキソウです。
▲イカリソウ(メギ科)
花の形が独特で美しいイカリソウ。これらは花の大きさがずいぶん違いましたが、
左の小さいのは若い株だからだろうとボランティアさんに教えてもらいました。
▲トキワイカリソウ(メギ科)
よく似ていますが、こちらは常緑のトキワイカリソウ。
山野草園の真ん中を通る道(山野草園の看板がある道)より
ひなた山側にあるのがトキワイカリソウ、
水源地側にあるのがイカリソウなんだそうです。
▲ニリンソウ(キンポウゲ科)
2つの花をつけることからニリンソウ(二輪草)の名前がありますが、
時に3つ、多い時には4つの花をつけることもあります。
花弁(花びら)のように見えるのは萼片(がくへん)です。
萼片は通常5つですが、多いものもあり、
この写真の上の花には7つありますね。
▲ヒトリシズカ(センリョウ科)
ヒトリシズカには花弁も萼片もなく、白いのは雄しべの花糸いとうものです。
▲ジロボウエンゴサクとムラサキケマン(ともにケシ科)
ちょっと似ている2つですが、葉を見れば簡単に区別がつきます。
ジロボウエンゴサクの葉は丸い感じで、ムラサキケマンはギザギザしています。
花の色はジロボウエンゴサクでも紫色が濃い目のもの、
ムラサキケマンでも白っぽいものがあるので、色だけでは区別できません。
▲ホウチャクソウ(イヌサフラン科)
葉と同じような緑色の花を下向きにつけるホウチャクソウ。
見過ごしがちな花ですね。
▲ウラシマソウ(サトイモ科)
ちょっと不気味な花のウラシマソウ。
ミズバショウも、属は違いますがサトイモ科なので、
なんとなく似ている部分はありますね。
これらの他にもいろいろ咲いていますので、
泉の森にお越しの際は国道246号線の北側の
山野草園まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。