泉の森にはたくさんの種類の魚が暮らしていますので、
たまには水の中にも目を向けてみましょう。
湿生植物園を流れる小川を見ると小魚がたくさんいます。
▲メダカ(メダカ科)
水面付近を泳いでいるのはたいていメダカです。
上から見ると背中に黒い筋が通っているのが特徴です。
オイカワの稚魚も同じように群れますが、
水面ではなく少し下の方を泳いでいることが多いですし、
泳ぎ方や体型が違うので、慣れれば区別できるでしょう。
続いては湿性植物園の池にいたオイカワです。
▲オイカワ(コイ科)
この体色を見られれば間違えることはありませんね。
大きさは7~8cmに見えましたので、まだ成魚ではなさそうです。
もう少し小さな4~5cmのオイカワもよく見ます。
湿生植物園を流れる小川のオイカワの群れをよく見るとモツゴも混ざっていました。
アブラハヤもいるのかもしれませんが、上から見たのではよく分かりません……。
しらかしの池の巨大魚といえばコイですね。
▲コイ(コイ科)
コイの口ひげは2対、つまり4本です。2本ではありませんよ。
しらかしの池には1m級のコイもいますね。
他に30cmくらいのフナの仲間や70~80cmのソウギョも見られます。
遊びの小川にはハゼの仲間が多いです。
▲ヨシノボリ類(ハゼ科) ▲ドンコ(ハゼ科)
ハゼの仲間は底生魚です。
水の底にいるものは昼間は撮りにくいので、暗くなってからストロボを使って撮りました。
そもそもドンコは夜行性ですので、私はまだ日中に姿を見たことはありません。
ドンコについては以前飼育個体を紹介したこちらを。
ヨシノボリは日中でも見かけるのですが分類が難しく、
上から見た(撮った写真)だけでは種類を特定できないでしょう。
皆さんにも魚に目を向けてもらいたいのですが、
泉の森は生き物の採集禁止ですので、見るだけにしてくださいね。
※魚釣りはしらかしの池南側で行うことができます。