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豊かな自然が広がる引地川源流の森 泉の森 いずみのもり

〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728番地アクセスマップ
Tel:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
Tel:046-260-5795(泉の森ふれあいキャンプ場)
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2016/2/9(火)泉の森自然情報~この冬の人気者~【自然観察センター】

昨冬も来ていたということですが、
今冬もミソサザイが来ており、野鳥愛好家の人気の的です。

ミソサザイ(スズメ目ミソサザイ科)
かなり前からいるのですが、いつでも見られるというわけではないので、
なかなか撮影する機会に恵まれませんでした。
先日、ふと見に行くとすぐに現れてくれ、ようやく近くで撮影できたというわけです。

ミソサザイは嘴(くちばし)の先から尾羽の先まで11cmほどと
とても小さな鳥で、体重は10g前後しかありません。
ご覧のように全身こげ茶色で地味ですが、
うっすらと白い眉斑(眉のような模様)が見えますね。
「チャッ、チャッ」と鳴きながら沢の石の上などをすばしこく動きまわり、
昆虫やクモなどの小さな生き物を探して食べています。
よく尾羽を立てて行動しており、その姿が可愛らしいのです。

冬以外は山地の渓流で暮らしており、決して珍しい鳥ではないのですが、
低地で見られるのは冬に限られるので人気なのでしょうか。
しかし魅力的なのは、やはり繁殖期だと思います。
オスは石の上などでさえずり、その声がとても美しいのです。
私はミソサザイのさえずりが大好き。
その声はとても複雑で文字で表すのは難しいのですが、
図鑑には「ピィツイッピルルル、ピーチィピルピル」だとか、
「ピピピ チュイチュイ チヨチヨ チリチリ」などと書いてあります。
私は後者の表現が近いかと思うのですが、
リズムや音階は文字では表現できないので、
聞いたことがない方はイメージ出来ないでしょう。
ぜひ春以降の渓流で聞いていただきたいものです。


▲下尾筒の模様
下尾筒(かびとう/尾羽の付け根の下面側)には白い斑があります。
尾羽を上げて行動するので見られる機会は多いですよ。

当初は毎日十何人もの撮影者であふれていましたが、
皆さんもう飽きたのか、人数はだいぶ少なくなってきました。

冬限定のミソサザイ、そっと見守ってあげましょう。

泉の森
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