12月23日(水・祝)と1月17日(日)に、
日本野鳥の会のレンジャーさんに講師をお願いし、
野鳥に関するミニミニ観察会を開催しました。
どちらの日も10時からと11時からの2回、
初心者にも負担にならない30分という短いコースです。
12月は野鳥の食べ物を通して生態系を考え、
1月は野鳥の行動をじっくり観察しました。
今回は終わったばかりの1月の様子をお届けしたいと思います。
今回は水鳥の観察でしたので、しらかしの池のふれあいデッキに集合でした。
10時からの回のテーマは、カモはなぜ水に濡れないのか。
まずは参加者の皆さんに三択の質問をします。
正解は羽に油を塗っているからなのですが、
半分くらいの方が正解でした。
答えを教えてもらったあとに、
羽がどれだけ油をはじくか実際に試してみます。
羽にスポイトで水を垂らしてみると…
ご覧のように、みごとに水をはじいて綺麗な水玉になります。
面白いですね。
その後はどうやって油を塗っているか観察しました。
▲羽づくろいをするヒドリガモの雌雄
お尻のあたりから分泌される油をくちばしで塗るのですが、
では、頭のてっぺんはどうするのでしょう?
答えは油をつけた部分に頭をこすりつける、です。
ちょうどホシハジロがそれを見せてくれました。
▲油のついた背中に頭をこすりつけるホシハジロ
面白いですね。
11時からの回のテーマは、カモのくちばしはどんな形か。
やはり参加者の皆さんに質問します。
これは全員正解でした。
鳥は何を食べるかでくちばしの形が違ってきます。
カモやアオサギを観察して確かめました。
▲ 平べったいヒドリガモのくちばし ▲鋭いアオサギのくちばし
他にも、ちょっと遠かったのですが、カワセミが魚を捕まえたところなどが見られました。
▲魚を捕らえたカワセミ ▲遠くのものは双眼鏡や望遠鏡で観察しました
このようなミニミニ観察会はこれからもときどき行う予定ですので、
次回の日時や内容が決まりましたらお知らせいたします。