今年の冬は暖かいですね。
その暖かさのせいか、成虫では冬を越せないはずのイナゴが
湿生植物園に何頭か生き残っていました。
▲湿生植物園で生き残っていたコバネイナゴ
撮影したのはコバネイナゴでしたが、ハネナガイナゴもいるかもしれません。
実は私、自宅の近くの多摩川で毎年元旦にバッタ探しをしています。
例年は成虫越冬のツチイナゴ以外は生き残りのヒナバッタが少々なのですが、
今年はヒナバッタはたくさんいて鳴いていますし(後ろ足を翅にこすりつけて発音します)、
オンブバッタやホシササキリもたくさん生き残っていました。
オンブバッタにいたっては卵からかえったばかりの幼虫までいたほどです。
今期がいかに暖冬かが分かりますね。
しかし泉の森は、例の12/11の大雨でバッタの生息地が完全水没してしまい、
もうすべて死んでしまっただろうとあきらめていました。
ところがいたのです。
どうやって行き残ったのでしょうね?
そしていつまで生きていられるでしょうか?
モズなどの鳥が目を光らせていますので、
たとえ暖かくてもバッタが生きていくのは大変なのです。