11/6に成虫で冬越しする蝶を紹介しましたが、
その後、越冬準備や越冬態勢に入った蝶たちを観察できましたので、
何回かに分けて紹介してみたいと思います。
今回は、蝶としては珍しく集団で越冬するシジミチョウ、ムラサキツバメです。
~ムラサキツバメの集団越冬~
クワの葉の表にたくさん集まっているのを教えてもらいました
(この木には20匹以上が集まっているもっと大きな集団もあります)。
5年くらい前にボランティアさんが見つけ、
それから毎年同じ木に集まるのだそうです。
もちろん蝶は何年も生きませんから、
毎年新しく生まれた別の蝶が集まってくるわけです。
どうして毎年同じ木が選ばれるのか、何が気に入っているのか、
とても不思議ですよね。
ご存知のようにクワは落葉樹です。
つまりこの葉は間もなく落ちてしまいますので、
このままここで冬を越すことはできません。
つまり仮の越冬場所ということになります。
真の越冬は常緑樹で行われるのですが、
毎年このクワの木の蝶たちがどこへ行くのか、
よく分かっていないそうです。