センター前の広場に、ネジバナを見つけました。
花期を迎えているムクロジを観察していると、足元にニョキ…ニョキ…と、小さなネジバナが生えていました。
パステル調のピンク色の花は、くるくるねじれて茎に付きます。
小さな花を良く見ると、とても愛らしい姿で、大好きな植物です。
5mm程度の小さな花ですが、これでも一応ランの仲間なんですよ^^
真上から撮ってみたら、らせん状に花が咲いている様子が分かりました。
梅雨の晴れ間のお日様を、存分に浴びていました。
頭上では、先日の自然情報(2014/6/15泉の森自然情報)でご紹介したムクロジの子房が膨らんできました。
受粉に成功したようです。
~中央にとんがりのあるのが、子房が膨らんできた雌花。おしべが沢山見えているのは雄花です~
ムクロジの花の周囲には、おびただしい数のクマバチやコマルハナバチなどの花蜂がいました。
このムクロジの花が受粉できたのは、彼らのおかげですね。
ハチというと怖がられ、巣が見つかるとすぐに撤去されてしまう時代です。
泉の森でも今年はアシナガバチなどの姿がずいぶん少ない印象です。
もちろん人間にとって危険なハチもいますが、大部分はこちらから攻撃しない限りは、襲ってくることはありません。
ハナバチも、肉食性のハチも、その他色々な生き物がいてはじめて、豊かな自然だといえます。
泉の森の中だけは、人間にちょっと怖がられる生き物も、安心して暮らさせてあげたいな・・・と思うのですが、いかがでしょうか。