慈緑庵の書院に端午の節供の室礼を行いました。
端午の節供は、もともと中国の風習が日本にやってきたのも。
中国では健康を願って菖蒲酒(しょうぶざけ)を飲んでいましたが、日本では菖蒲湯に。
葉が香り立ち、茎が保温効果や血行促進になるそう。
お湯を張るときから両方を束ねて入れると、香りもお湯も楽しめます。
柏餅を食べるのは、日本で生まれたならわし。
柏は新芽が出るまで葉が落ちないことから、家系が絶えない縁起物とされたそうです。
またこの日に粽(ちまき)を食べるのは、古の中国の詩人、屈原(くつげん)を悼む故事に由来するのだそう。
(参考:日本の七十二候を楽しむ -旧暦のある暮らし- より)
※慈緑庵では、ボランティアの方のご協力により、季節の室礼(しつらい)を行っております。