施設からのお知らせ

11/23(水・祝) もみすり・精米を行いました 【郷土民家園】

11月23日(水・祝)に、泉の森の水車を使って「もみすり」と「精米」の実演を行いました。
実演に使ったお米は、水車小屋の隣にある田んぼで育てて、「民家園の秋まつり」のときに脱穀したものです。

【水車によるもみすりと精米】

脱穀した「もみ」から「もみ殻」を取り除いて玄米を得る作業をもみすりといい、玄米の表面から糠(ぬか)を取り除いて白米にする作業を精米といいます。
もみすりも精米も、昔は主に杵(きね)と臼(うす)を使って、人の力で搗(つ)いて行っていましたが、水車を使うこともありました。
水車小屋の中には水車と連動して動く杵(きね)があり、その下に石臼が埋め込まれています。
水車の軸には十字形の歯がついていて、水車が回転すると杵を引っかけて持ち上げる仕組みになっています。
杵は一定の高さまで持ち上げられると歯から離れて落下し、臼の中のお米を搗きます。これを繰り返して「もみすり」と「精米」を行いました。

ときどき臼の中のお米を箕(み)に移して、もみ殻や砕けたお米などを風で飛ばして取り除きました。

9時30分から12時まで実演を行い、100名ほどの方に見学していただきました。
みなさん、杵がお米を搗く様子を興味深そうにご覧になっていました。

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