展示していたエダナナフシは2匹とも死んでしまいました。
従いまして展示を終了させていただきます。
わずか3日の展示でした。
自然観察センターでは現在、泉の森に棲んでいる3種類のナナフシを展示しています。
その3種とはナナフシモドキ、ニホントビナナフシ、トゲナナフシです。
今回ここに、泉の森では見られないエダナナフシ(静岡県産)を加えました。
▲エダナナフシ(ナナフシ科)のオス
エダナナフシはナナフシモドキによく似ています。
違いは触角。エダナナフシは長く、ナナフシモドキは短いのです。
本当はメスを展示したかったのですが、捕まえられたのはオス2匹。
他の3種がおもに単為生殖(メスだけで繁殖する)をする種なのでオスは滅多にいません。
比較のため体の細いオスが入っているのもいいでしょう。
エダナナフシは寒地では単為生殖するらしいのですが、
普通は両性生殖(オスとメスで繁殖する)なのでオスが見つかるのです。
今後も泉の森以外のフィールドで別のナナフシを見つけたら展示したいと思っています。