展示していたヒメスズメバチがすべて死んでしまったため、展示を終了させていただきました。(10/12記)
私たちが管理している深見歴史の森でヒメスズメバチの巣が見つかりました。
ヒメスズメバチは比較的おとなしいハチなのですが、園路に使いので駆除することに。
ただ殺すだけではかわいそうなので、できるだけ多くのハチを捕獲しました。
▲捕獲した14匹のヒメスズメバチ
最後の働き蜂を捕獲して35分後、女王蜂が現れました。
おそらく成虫は全頭捕獲できたのではないかと思っています。
その後、地中の巣へ向けて殺虫剤を注入しました。
▲ヒメスズメバチの女王蜂
ヒメスズメバチは日本のスズメバチの中ではオオスズメバチに次ぐ大きさです。
他のスズメバチとの違いは、お尻の先が黒いこと。
他のスズメバチたちはお尻の先が黄色なのですね。
ヒメスズメバチはおもにアシナガバチの巣を襲い、アシナガバチの幼虫やサナギを狩ります。
そしてそれを巣へ運び、自分たちの幼虫の餌にするのです。
▲女王を正面から
このヒメスズメバチは昨日から展示しています。
現在、自然観察センターで展示しているハチは、この他に、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、ムモンホソアシナガバチです。
バックヤードではセグロアシナガバチも飼育していますので、近々展示に加えたいと思っています。
生きているスズメバチやアシナガバチの展示はあまりないと思うので、ぜひご覧ください。