春から初夏は多くの鳥たちの繁殖の季節です。
泉の森でもさまざまな鳥たちが子育てをしています。
今回はそんな鳥たちを紹介しましょう。
▲巣材として使うコケを運ぶシジュウカラの親鳥
▲営巣している樹洞から飛び立つシジュウカラの親鳥
このシジュウカラはコナラの樹洞に営巣していたのですが、
センターから少し遠かったのであまり見に行けませんでした。
無事に雛を巣立たせることができたでしょうか?
シジュウカラはセンターに放置してあった巣箱を利用するものもいたんです。
▲雛に餌を運ぶシジュウカラの親鳥
この巣箱は何年もセンターの裏に置いてあったものです。
まさかそれを使うとは思ってもみませんでした。
シジュウカラは相当住宅難なのでしょうか?
この巣箱の雛たちの声は事務所の中にいても聞こえたんですよ。
雛たちは私が非番の日に巣箱からいなくなりました。
だれも巣立ちを確認していないのですが、無事に巣立ったことでしょう。
▲ハクセキレイの親鳥(左)と幼鳥(右)
▲水浴びをするハクセキレイの幼鳥
しらかしの池の南側で見つけたハクセキレイの親子。
ハクセキレイは下駄箱や車のエンジンルームで営巣することもあるので、
近くの住宅街で営巣していたのかもしれませんね。
この時は、親がつかまえたトンボを幼鳥に与えていました。
大きな獲物ですので、雛は飲み込むのに苦労していました。
この幼鳥はトンボを食べたらお腹いっぱいになったのか、
その後は親が餌を捕まえてもねだらず、水浴びを始めました。
幼鳥はもう1羽いたので、親はそちらの幼鳥に餌をあげていましたよ。
今朝はしらかしの池のふれあいステージに親1羽と雛4羽の計5羽の
ハクセキレイの家族がいました。
▲ハシボソガラスの幼鳥
親とは一緒に撮れませんでしたが、ハシボソガラスの幼鳥も最近よく見ます。
雛がもう少し小さくてよく飛べないときは、雛に近づくと親鳥が威嚇してきますが、
この大きさになれば威嚇はしてこないようです。
この他にも、たくさんの幼鳥を連れたエナガやヤマガラの目撃情報もあるようです。
泉の森は鳥たちにとって大切な子育ての場所なのですね。
そうそう、泉の森で子育てといえば、しらかしの池のカイツブリとバンですが、
今年はまだ雛の姿を見ていません。
見られるようになったら改めてお知らせしますね。