冬のはじめにはあまり見られなかった大きな水鳥たちが
最近になってよく見られるようになってきました。
白いのと黒いの2種類を紹介しましょう。
まずはダイサギです。
▲ダイサギ(サギ科)
いわゆるシラサギ(白鷺)の中で最も大きいのがダイサギで、アオサギに匹敵する大きさです。
シラサギ類はふれあいの森のほうに何十羽も群れていることがあるそうですが、
泉の森に大群で押し寄せることは今のところないようです。
そのダイサギなのですが、見ていると随分と大きさが違うものがいます。
昨年の2/3にも紹介しましたが、ダイサギには冬鳥の亜種ダイサギ(オオダイサギともいう)と、
夏鳥の亜種チュウダイサギというのがいて、チュウダイサギの一部は日本で越冬するそうです。
この2亜種は大きさも違うのですが、冬羽時の分かりやすい違いは脚の色で、
亜種ダイサギが黄色っぽくなるのに対し、亜種チュウダイサギは真っ黒とのこと。
▲亜種ダイサギ(オオダイサギ)
こちらは脚が黄色っぽいので亜種ダイサギですね。
▲亜種チュウダイサギ?
そしてこちらは脚が真っ黒ですので亜種チュウダイサギではないかと思っています。
一見みんな同じに見えるダイサギですが、大きさが違うな~と思ったら、
脚の色にも注意してみてはいかがでしょうか?
続いてはカワウです。
▲カワウ(ウ科)
昨冬も遅くなってから泉の森に来るようになったカワウ。
昨冬は多いときで3羽くらいだったと思うのですが、今冬はかなりの数が来ている時もあります。
ウは大食漢だというので、しらかしの池の魚が食べつくされやしないかと心配になります。
ウの仲間は羽が濡れやすいので、餌を取るため水に潜った後に、
このように太陽の方に翼を広げて乾かしているのをよく見ますね。