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豊かな自然が広がる引地川源流の森 泉の森 いずみのもり

〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728番地アクセスマップ
Tel:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
Tel:046-260-5795(泉の森ふれあいキャンプ場)
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2017/1/17(火)泉の森自然情報~蝶の越冬~【自然観察センター】

昨冬も何度か紹介しましたが、成虫で越冬する蝶(ちょう)たちがいます。
泉の森に生息する種としては、キタキチョウ、アカタテハ、ヒメアカタテハ、
キタテハ、ルリタテハ、ヒオドシチョウ、テングチョウ、クロコノマチョウ、
ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメなどが成虫越冬です。
成虫で越冬する蝶の種類の多さに驚かれるかもしれませんね。
しかしこのうち越冬している姿がよく見つかるのはウラギンシジミとムラサキツバメくらいです。
この2種は今冬も越冬しているところを見つけていますので、紹介しましょう。


ウラギンシジミ(シジミチョウ科)
昨冬はたくさん見つけたウラギンシジミですが、今冬はまだ本格的に探しに行っていないので、
自然観察センターのシラカシの垣根にいるこの1頭しか見つけていません。
でも、お隣のふれあいの森では、道路沿いのツバキで12月初旬に20頭くらい見つけましたよ。
緑の葉の中に真っ白い蝶がいるので目立ちそうなものですが、
これが葉の裏にいると意外に保護色になっていて見つけにくいものなのです。


ムラサキツバメ(シジミチョウ科)の集団(12頭)
単独で越冬するウラギンシジミと違い、
ムラサキツバメは集団で越冬することが知られています。
しかし今冬は越冬集団が少ないようで、自分では見つけていず、
ボランティアさんに教えてもらいました。
上の集団は、撮影時に12頭いました。

▲ムラサキツバメの集団(18頭?)
こちらは上の葉が邪魔で撮りにくい集団なのですが、 この角度からは18頭が見えます。
きっともう少しいるのでしょうね。
寒い時はこのように体を倒しているのですが、暖かくなると体を起こし、
もっと暖かくなると飛ぶことがあります。
それにしても、遠目には葉の間に積もった枯れ葉のようにしか見えません。

▲単独越冬のムラサキツバメ
同じ植物に1頭だけで越冬しているムラサキツバメもいました。
枯れ葉と同化していますね。慣れないと見つからないわけです。

これら成虫で越冬する蝶は探そうと思ってもなかなか見つからないのですが、
特に意識していないのに偶然視界に入り見つかることがあります。
偶然に期待せず積極的に探してみたい方は、
ウラギンシジミならツバキ、ヒサカキ、アオキなどの葉の裏を、
ムラサキツバメなら各種常緑広葉樹の葉の上に注意してみるといいでしょう。

昨冬は大雪が降った時に雪と一緒に下に落ちて冬を越せないものが多くいました。
きっと強い風も彼らにとっては大敵でしょう。
無事に春を迎えられるといいですよね。

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