• やまとNAVI
  • 目的から探す目的から探す
  • 施設から探す施設から探す
  • 財団サイトへ

豊かな自然が広がる引地川源流の森 泉の森 いずみのもり

〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728番地アクセスマップ
Tel:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
Tel:046-260-5795(泉の森ふれあいキャンプ場)
お問い合せはこちらから

2016/10/25(火)泉の森自然情報~秋の夜の泉の森~(内容修正)【自然観察センター】

カマドウマの種名をうっかり間違えていましたので修正しました。
?コノシタウマ→○クラズミウマ
大変失礼いたしました。

最近、時どき夜の森を歩いています。
すると、昼間にはめったに見られない生き物に出会います。
今日はそんな生き物たちを紹介しましょう。


コロギス(コロギス科)の幼虫
コロギスは夜行性の虫で、コオロギに近い仲間です。
コオロギのような体つきで、キリギリスのように緑色と、
コオロギとキリギリスの中間のような虫なのでコロギスという名前がつきました。
バッタの仲間にしては珍しく、葉をつづり合せて巣を作り、
昼間はその中に潜んでいるので、なかなか見つかりません。
夜になると巣から出てきて、小昆虫を食べます。
とても長い触角は、暗い中で獲物を探すのに役立つのでしょうね。
幼虫で越冬し、初夏に羽化して成虫になります。


クラズミウマ(カマドウマ科)
続いてはカマドウマの仲間のクラズミウマ。
泉の森でもっともよく見るカマドウマです。
カマドウマの仲間は夜行性で「便所コオロギ」などとも呼ばれ嫌われますが、
よく見ればずんぐりとした体型でなかなか可愛いと思いますよ。

マダラカマドウマ(カマドウマ科)
こちらはよく似たマダラカマドウマ。
ある夜に2頭見ただけで、泉の森には多くないようです。

▲クラズミウマの後脛節           ▲マダラカマドウマの後脛節
クラズミウマとマダラカマドウマは体の模様がよくにているのですが、
後足のすねの部分にある赤いトゲの生え方で区別できます。
トゲが3~4つまとまっていればクラズミウマ、1つ1つ離れていればマダラカマドウマです。


オオゲジ(ゲジ科)
夜の森で多く見るのがオオゲジです。
よく見れば可愛い顔をしているのですが、長い足がたくさんあって動きも速く、
気持ち悪いと思う人が多いですよね(私もあまり好きではありません……)。
それがこんなにいると(6頭写っています)、ゾッとしますね。


アシダカグモの仲間(アシダカグモ科)
森の中にもいますが、夜の建物内でよく見るのがアシダカグモの仲間です。
これは自然観察センターの外壁にいましたが、ただのアシダカグモだと思います。
夜間観察を終えて事務所に戻り灯りをつけると、
室内に大きなアシダカグモがいることもあります。
大きなクモなので怖がる人が多いですが、ゴキブリなどの昆虫を食べてくれる、いいクモです。
でも外来種なんだそうです。

さて、最後は夜でなくても見られる生き物です。

▲眠るニホンカナヘビ(カナヘビ科)
夜の森で木の枝に引っかかっているカナヘビを見つけました。
てっきりモズの“はやにえ”だと思ったのですが、近づくと目を開けました。
なんと、こんなところで、しかもこんな姿勢で眠っていたのです!
普通のことではないと思うので、どうしてこの個体がこんなことをしていたのか不思議です。

このように、夜の森でもいろいろな生き物を見ることができます。
気持ち悪いものばかりだったかも知れませんが……。
夜の森は暗くて危険ですので、夜間観察はあまりお勧めしません。
もし行う場合は明るいライトを持参し、足もとによく注意してお歩きください。

泉の森
住所 〒242-0029
神奈川県大和市上草柳1728番地
電話番号 Tel:046-264-6633
(自然観察センター・しらかしのいえ)
電話番号 Tel:046-260-5795
(泉の森ふれあいキャンプ場)
メール お問い合せはこちらから

泉の森周辺の天気予報