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豊かな自然が広がる引地川源流の森 泉の森 いずみのもり

〒242-0029 神奈川県大和市上草柳1728番地アクセスマップ
Tel:046-264-6633(自然観察センター・しらかしのいえ)
Tel:046-260-5795(泉の森ふれあいキャンプ場)
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2016/6/25(土)泉の森自然情報~しょうぶ田のお客さん~〈内容更新〉【自然観察センター】

泉の森のハナショウブはすっかり見ごろを過ぎてしまいました。
そのハナショウブの手入れのために、毎日のようにしょうぶ田に入るのですが、
そこでいろいろな昆虫に出会います。
今日はそんな虫たちを紹介しましょう。


コオニヤンマ(サナエトンボ科)
「泉の森自然情報」ではおなじみのコオニヤンマ。
よく花に止まっています。
トンボは肉食ですので、花を食べたりはしません。


アキアカネ(トンボ科)
赤トンボの代表選手、アキアカネもいました。
しょうぶ田には、おととい紹介したアオモンイトトンボもたくさんいます。


ヤブキリ(キリギリス科)
こちらはヤブキリの終齢幼虫。しょうぶ田の中で見ることは珍しいです。
雑食なので、もしかしたら花や葉を食べたかもしれませんね。
ヤブキリはもう成虫になっているものがいて、しょうぶ田の外で鳴き声が聞こえます。


ノミバッタ(ノミバッタ科)
地面には、成虫でも5mm前後という小さなノミバッタもいます。
ノミバッタは以前(5/3)にも紹介しましたね。
この時は、たまたま葉の上に乗っていました。


ハネナガヒシバッタ類(ヒシバッタ科)
ハネナガヒシバッタ類も地面にいて、人がしょうぶ田に入るとビックリして、
次のトウキョウヒメハンミョウと一緒に飛び立ちます。
この仲間は地面の藻類などを食べるらしいので、ハナショウブには無害のはずです。
しょうぶ田の外にもたくさんいるバッタです。


トウキョウヒメハンミョウ(オサムシ科)
しょうぶ田にとにかく多いのが、このトウキョウヒメハンミョウです。
ハンミョウの仲間ですので地面で虫を探しているのですが(肉食です)、
しょうぶ田に入るとおびただしい数のこの虫が飛び回るのです。
もちろん、しょうぶ田の外にもいるのですが、しょうぶ田内の数には驚きます。
ほとんどが地面にいますので、このように花に止まることはまれです。


エリザハンミョウ(オサムシ科)
しょうぶ田の中で見るもう1種類のハンミョウが、エリザハンミョウ。
大きさ、色ともにトウキョウヒメハンミョウに似ているのですが、
背なか(上翅)の模様が違います。
エリザハンミョウには緑色のものもいます。

▲エリザハンミョウの緑色のものと褐色のもの


マメコガネ(コガネムシ科)
マメ科植物の葉などを食べるマメコガネもいました。
日本からアメリカに渡り、むこうでは「ジャパニーズビートル」という名で呼ばれる大害虫です。
輸出されたアヤメの球根にこの幼虫がついていたのではないかと言われているらしいので、
もしかしたら幼虫はハナショウブの根を食べているかもしれませんね。


クモヘリカメムシ(ホソヘリカメムシ科)
最後はカメムシの仲間のクモヘリカメムシ。
しょうぶ田の中に生えているエノコログサの穂に群がっています。
ハナショウブには見向きもしません。

ハナショウブを食べることを目的に、しょうぶ田にいる虫はあまり見ません。
しかし花が食べられているので、ハナショウブの害虫となる虫もいるようです。
その虫が何なのか、だいたい目星はついているのですが、まだ現場を押さえていません。
来年は犯人を突き止めたいものです。

泉の森
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