しらかしの池では4月から5月にかけてバンの雛が見られましたが、
現在はカイツブリの雛が見られます。
今年はカイツブリの繁殖が例年より少し遅かったそうです。
現在にいたるまでの様子を順にお届けしましょう。
▲巣で抱卵中のカイツブリ(カイツブリ科)の親鳥(6/14撮影)
巣はふれあいステージから見える位置だったのですが、
草にはばまれ、ほんの少し覗く程度でした。
そして6/17には巣の上にいる雛の姿がちらっと見えました。
すると翌日……巣から出ている3羽の雛を見られたのです!
(来園者の方にうかがったところ、6/17の夕方にも出ていたそうです)
▲3羽の雛を連れた親鳥(6/18撮影)
面白い模様の雛ですよね。
▲雛をおんぶした親鳥(6/18撮影)
雛は甘えん坊(?)で、すぐに親鳥の背なかに乗ろうとします。
羽毛の間から頭だけ出していて可愛いですね。
でも翼の下にもぐってしまい姿が見えないことがほとんどでした。
親は雛が乗っているのに身震いして、雛を落としてしまうこともしばしば……。
そして、しばらくは巣から出てこなかったらしいのですが、
昨日、ふたたび巣から出てきているところを見られました。
▲捕まえたアメリカザリガニを雛に与えようとする親鳥(6/23撮影)
たった5日ですが、大きくなっているのが分かりますね。
このザリガニはちょっと大きかったようで、雛はなかなか飲み込めません。
すると頭を落とすなどして、むき身にしてあげていましたよ。
▲頭や足を落としたザリガニを雛に与え直す親鳥(6/23撮影)
▲雛をおんぶした親鳥(6/23撮影)
雛をおんぶするのは3日くらいと聞いていましたが、
5日経ったこの日もおんぶする姿を見られたのです(遠かったですが)。
午後に、親鳥におんぶされた雛が近くで見られたそうです。
しかし私はその時、ハナショウブの手入れをしており見られませんでした。
その時に撮れていれば、もっとハッキリした写真をお見せできたのですが……。
これからしばらくは可愛いカイツブリの雛の姿が見られます。
無事に3羽とも大きくなれるでしょうか?
皆さんもあたたかく見守ってあげてくださいね。