6月7日(火)に、泉の森の田んぼで、郷土民家園の職員とボランティアの方たちが田植えを行いました。
5日に関東甲信地方の梅雨入りが発表され、作業当日も朝から小雨が降っていたため、雨具を着用しての作業となりました。
画像は植え付け直後の様子です。現在では田植え機を使っての植え付けが主流ですが、泉の森では伝統的な手植えを行っています。
大和市の伝統的な農業は畑作が中心で、田んぼは境川や引地川の流域にわずかにある程度でした。戦後はそれらの田んぼもほとんど宅地化しています。
泉の森には引地川の水源があり、かつては水源の近くに田んぼが広がっていました。前回の「代掻き・くろつけ」の記事で少し触れましたが、腰まで沈むドブッタでした。場所によっては胸までの深さがあり、渡り木を沈め、その上を歩いて作業したといいます。現在使用している田んぼはそのひとつで、足場を作るために岩や丸太を沈めてあります。
この田んぼで育てた稲は、11月6日(日)に開催する「民家園の秋まつり」での脱穀作業の体験に使います。