しらかしの池にはカイツブリという小さな水鳥が一年中いて、
夏には繁殖して背中に雛を乗せた姿なども見られます。
来園者の方々の中にはカモの雛だとか、
カモの小さい種類だと勘違いしておられる方がたくさんいますが、
カイツブリはカモの仲間ではありません。
そんなカイツブリの主食は小魚です。
ご馳走となる小魚は潜水して捕らえるのですが、
池の水が澄んでいる時には、潜水している姿を
見ることができます(晴れた日のほうがよく見えると思います)。
~しらかしの池に群れる小魚たち~
池にはたくさんの小魚が群れていますよね。
~潜水するカイツブリ~
小魚の群れを見つけると、カイツブリは潜水開始!
ペンギンは翼を使って水中を飛ぶように泳ぎますが、
カイツブリは翼をたたみ、泳ぐのに使うのは足だけ。
小魚の動きに合わせて急な方向転換をすることもあり、
水中でのすばしこさには驚かされます。
~小魚を捕まえたカイツブリ~
潜水しての魚捕りは毎回成功するわけではなく、
何回かに1回しか成功しません。
失敗することのほうが多いのですが、
それはカワセミなどの狩りでも同じですね。
カイツブリはお腹いっぱいになるまで、
何度も何度も潜水を繰り返します。
そんな食いしん坊のカイツブリ。
ふれあいステージ上などから潜水する姿を見られますので、
晴れて水の澄んだ日にステージの近くにいたら、
しばらく眺めてみるのもいいのではないでしょうか。
※今朝はふれあいステージが凍っていました。
これからの季節、ステージが凍結して滑りやすくなりますので、
十分ご注意ください。