今年は梅雨らしい梅雨なのでしょうか…一昨日まで雨が降り続きましたね。
訪れる人も少なく静かな泉の森では、ひっそりと夏の野草が咲きだしています。
国道246号線北側の森の中で、紫色の花穂が伸びた花があれば、アキノタムラソウです。
シソ科の仲間らしい花を、何段にも重ねています。
漢字では「秋の田村草」。これから夏本番なのに!?と思いますが、花期は長く、秋まで花を咲かせます。
アキノタムラソウよりずっと小さく、白っぽい花はハエドクソウです。
花は数ミリと小さいですが、背丈は高く、30~70センチくらいになります。すらっとした野草です。
この時期から8月にかけて咲く花です。つぼみも沢山ありました。
少し暗い散策路の脇に、背丈1メートルほどの大型の植物が見つかります。
白い花が段になってついていれば、ヤブミョウガです。
これから9月頃まで花を咲かせますが、花の後にできる藍色の果実もとても可愛らしいので、こちらもお楽しみに。
名前の由来は葉を見ると分かります。ミョウガの葉にそっくりですよ。
今日もキツリフネは元気に花を揺らしています。ポップな黄色は元気をもらえますね。
タマアジサイも花芽が膨らんできました。その名の通り、「玉のような」球形のつぼみです。
花の時期はこれから。他のアジサイが咲き終わった頃に、森を彩ります。