今日は今にも雨が降りそうなどんより曇り空。湿度は高いですが、気温が低めなので有難いですね。
しばらく野外観察をしていない間に、水辺はすっかりトンボの楽園になっていました。
日曜日には、羽化したオニヤンマが体が固くなるのを待つ様子を観察できました。
大きくて迫力満点のオニヤンマですが、羽化後のこの時は、まだ飛べずに一番無防備な状態です。
居合わせた皆さんで、そっと見守りました。
※泉の森では、動植物の採集はできません。お子様の昆虫採集もできません(ごめんなさい)
この時は2個体が羽化していて、どちらもオスでした。
体がやわらかいこの時期にさわられたりすると、翅がゆがんだり、一生体が不自由なオニヤンマになってしまいます。
同じくらい大型のトンボに、コオニヤンマがいます。
体格はあまり差がないのですが、オニヤンマはオニヤンマ科。コオニヤンマは(ヤンマとついていますが)サナエトンボ科で、別の仲間です。
オニヤンマとの一番の見分け方は、顔(頭部)の大きさです。横から見ると不釣合いなくらいに「小顔」なのがコオニヤンマです。
~コオニヤンマのメス~ サナエトンボの仲間なので、複眼が離れています
すごく珍しいトンボ(と勘違いして)を見つけました。何ともいえない体の色が美しいです。
図鑑で調べなきゃと考えながら、見たことのあるトンボのような気がして・・・
実はこのトンボはシオカラトンボでした。羽化したばかりで体の色が薄いだけでした(未成熟個体)。
水辺では、トンボの羽化ラッシュということですね。
草むらでは、ツユクサの透明感のある青色が、梅雨空を忘れさせてくれます。
~ツユクサ~
ツユクサを見ていたら、オンブバッタの幼虫が腕に飛び乗ってきました。
少し前までお米粒ほど小さかったのに、ちょっと成長していました。